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2011年06月01日

エジソンと自動車と節電と…

日本のベンチャー企業が開発している電気自動車のニュースをTVで見た。
1回の充電で300km以上走行可能だそうだ。普通に使う上では、申し分のない走行距離である。
気になる販売価格は150万円台を目指すとのこと。発売予定の2013年が待ち遠しい。

電気自動車の要は、何と言ってもバッテリーの性能だ。実は、発明王エジソンも100年以上前にアルカリ蓄電池を使った電気自動車を開発している。だが、ガソリンエンジンの性能にはかなわず、実用化にはいたらなかった。
ただ、この開発をめぐって、エジソンとヘンリー・フォードの出会いがあり、以後親交を深めることになるのだから人と人との出会いとは不思議なものだ。
それに、このとき開発したアルカリ蓄電池は、今使われているアルカリ乾電池と基本的には同じものだ。つまり、エジソンは時代を先取りしていたことになる。さすが、天才発明家だ。

私が電気自動車のニュースに興味を持ったのは、バッテリーの能力に着目したから。つまり、もしも自宅に電気自動車があったら、福島原発事故に端を発した計画停電や今夏、政府が打ち出した15%の節電に十分対応できると思ったからだ。
300kmも走行できるということは、1500W/hくらいの電力が家庭電源として転用できることになる。自動車として使わないときは、電力使用の少ない夜間に充電して、昼間は家庭電源として使うのである。
工場が、平日に比べ電力使用量が少ない土日に稼動して、平日休むのと同じで、個人レベルでも十分節電に貢献できる。

しかし、現実的には冒頭の電気自動車は、まだ入手不可能なわけで、15%節電は、知恵を使ってクリアーしなければならない。
TVなどでも、いろいろ紹介しているが、要は、いかに電気を使わない(消費しない)ようにするかである。
エアコンと扇風機を併用したり、窓に赤外線をカットするフィルムを貼ったり塗料を塗ったり、昔ながらのすだれやよしずも想像以上の効果があるようだ。驚いたのは、電化製品の待機電力だけでもかなりの消費になることや冷蔵庫を壁から数センチ離すだけで15%程度(冷蔵庫自体の消費電力)の節電になってしまうということ。だから、ちょっとした気遣いで15%節電が達成できてしまいそうなのだ。

逆に言うと、普段いかに電気の無駄遣いをしていたかが分かる。
人との出会いで人生が変わったり、いろいろなことが学べたりするが、今回の電力不足といった環境(状況)の変化でも、普段の反省すべき行いに気づくことができる。
災い転じて福となす、を実体験中の今日この頃である。