ウサギの目は赤いものだと思いがちですが、どんな種類のウサギでもすべて目が赤いわけではありません。目が赤いのは、カイウサギのうち、体が白いハクショク種やヒマラヤン種だけです。
これらのカイウサギは、体に「色素」という色の粒を持っていません。そのために体が白く、また体だけでなく、ひとみのまわりのところにも色がないのです。
人間のひとみは、茶色だったり、黒だったり、水色だったりしますが、白いカイウサギには色がないために、とうめいなのです。そのため目の奥がすけて見えています。目の奥には、細い血管がたくさん集まっていますから、赤い色をしています。この血管の色が見えているために、白いカイウサギの目は赤いのです。
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瞳の回りの部分は虹彩といいます。ヒマラヤン種の虹彩には色素がなく、透明なため、赤い網膜が見えているのです。