メニュー閉じる

チーターはどうして走るのが速いの

チーターはどうして走るのが速いの

この地球(ちきゅう)(じょう)(もっと)(はし)るのが(はや)動物(どうぶつ)はチーターです。チーターが700mの距離(きょり)(はし)時間(じかん)をストップウォッチではかったところ、22.4(びょう)という結果(けっか)()たそうです。

これは、時速(じそく)(なお)すと112.5kmになりますが、途中(とちゅう)(はや)さは、おそらく、もう(すこ)(はや)いと(かんが)えられます。
チーターの(はや)さで、とくにすばらしいのはスタートです。出発(しゅっぱつ)してから2(びょう)()には、時速(じそく)72kmにもなります。これは、レーシングカーでさえ不可能(ふかのう)なことなのです。しかも、これ以上(いじょう)にすごいのは()まるときです。全力(ぜんりょく)(はし)りながら、ほぼ瞬間的(しゅんかんてき)にその()()まることができるのです。自動車(じどうしゃ)場合(ばあい)時速じそく)100kmのスピードなら、()まるまでに100mは必要(ひつよう)です。チーターのブレーキの(ちから)が、どんなにすばらしいかがわかります。
このチーターのスピードのひみつは、まず第一(だいいち)に、スピードの(おう)らしい(からだ)つきをしているということです。(ちい)さな(あたま)(ほそ)くて(なが)(あし)()きしまった胴体(どうたい)で、「流線形(りゅうせんけい)」の(からだ)をしています。
また、よく()ると、体中(からだじゅう)筋肉(きんにく)のかたまりで、しかもネコ()動物(どうぶつ)特有(とくゆう)のやわらかい(からだ)をしています。
つめは、ネコ()動物(どうぶつ)ならばふつうは()したりひっこめたりしますが、チーターの場合(ばあい)()したままなのです。このつめが、地面(じめん)につきささり、スパイクの(はたら)きをしているのです。
つまり、チーターの(からだ)をくわしく調(しら)べると、本当(ほんとう)(はし)るためだけにできているように()えます。ですからあれほど(はや)(はし)れるのでしょう。

おうちの(かた)

これほどのスピードで(はし)るチーターですが、長距離(ちょうきょり)(そう)苦手(にがて)です。全身(ぜんしん)をバネにして(はし)るため、すぐに(つか)れてしまい(なが)距離(きょり)(はし)れません。そのため、チーターの()らしはそれほど(らく)ではないようです。獲物(えもの)(ねら)うときは、そっと30mほどの距離(きょり)まで(ちか)づいてから、一気(いっき)にダッシュして100~200mの(あいだ)勝負(しょうぶ)をつけなければなりません。どんなに()いかけても500mが限界(げんかい)なのです。獲物(えもの)動物(どうぶつ)(なか)には、時速(じそく)80~90km(ちか)くで(はし)るものもいますから、チーターの()りはよく失敗(しっぱい)()わります。()りの成功(せいこう)(りつ)は50%以下(いか)なのです。

PAGETOP