どうしてブタの鼻は大きいの

それでは、イノシシはどうして鼻(はな)が大(おお)きかったのでしょうか。これは、イノシシがどのようにエサをさがしていたかに関係(かんけい)があります。
野原(のはら)や森(もり)が生活(せいかつ)の場(ば)であるイノシシは、地面(じめん)の土(つち)をほって、ミミズや昆虫(こんちゅう)の幼虫(ようちゅう)や植物(しょくぶつ)の根(ね)を食(た)べて生(い)きていました。このとき鼻(はな)はとても重要(じゅうよう)です。まず、地中(ちちゅう)に食(た)べ物(もの)がうまっているかをかぎわけなくてはいけません。そして土(つち)をほるときには鼻(はな)をスコップのように使(つか)います。そのために鼻(はな)は大(おお)きくてがんじょうになっているというわけです。
鼻(はな)がいい動物(どうぶつ)として、すぐイヌを思(おも)いうかべますが、ブタもかなり優秀(ゆうしゅう)です。たとえば、フランスでは、トリュフというきのこを見(み)つけるのは、ブタの仕事(しごと)です。ブタは森(もり)を歩(ある)きながらにおいでこのきのこを見(み)つけることができるのです。