花の種類は全部でいくつあるの
花のさく植物は、世界中で約20万種ありますから、花の種類も約20万種と考えていいでしょう。
しかし、これとはちがう花の数え方もあります。それは、形や仕組みのよくにた花をひとつのグループと考えて、まとめて数える方法です。たとえば、キュウリとヘチマはよくにています。だから、ウリの仲間としてとらえ、ウリ科としてまとめるのです。また、ヒマワリとヒャクニチソウ、コスモスなどは、キクの花ににていますから、キクの仲間としてキク科という名前でまとめられます。
このように、にている花をグループにして、そのグループの数を数えます。したがって、グループの数だけ、花の種類があるということになります。もちろんグループに分けるわけですから、先に述べた20万という数字よりは、はるかに少なくなります。この方法で数えると、日本の植物のグループは全部で155しかありません。