知っているようで知らない、知らないようでやっぱり知らない科学のキーワードを、ニュースの中から選びました。友だちにちょっぴり差をつけ、先生にも思わずじまんしたくなる科学の用語集だよ!
大地震が日本を襲う!?
地震の予知はできないの?
2009年8月11日午前5時7分、静岡県駿河湾を震源として、マグニチュード6.5、最大震度6弱の地震が発生しました。地震の発生後、気象庁は地震のおこり方などから判断して、この地震が東海地震ではないと発表しました。
イラスト=ウメゴロー
この前は、地震のゆれで目がさめて怖かったでやんす〜
道路までくずれて、びっくりしたでありますです。
8月11日の地震は、かなり大きな地震だったから、「東海地震」かもしれないと、さわがれましたね。
でも、「東海地震」ではなかったでやんすよね。
そもそも「東海地震」ってなんでありますですか?
「東海地震」はね、今回震源地となった駿河湾の海底にある駿河トラフといわれる細長いへこみ部分あたりで、将来おこるかもしれない大きな地震のことをいいます。
どうして、地震がおこるってわかるでありますか?
まず地震がおこる原因の1つに、プレートの押し合いがあります。
プレートというのは、地球の表面をおおう厚さ約10〜200kmの固い岩石の層のことで、パズルのように十数枚にわかれていると考えられています。
そして、このプレートが接しているところでは、プレート同士が押し合う力でプレートがゆがんで、ずれたり、われたりして地震がおこると考えられているの。
駿河トラフといわれる細長いへこみ部分も、このプレート同士が押し合っているところだといわれています。
そうだったでやんすか!
ゆがみにたえられなくなったプレートが、ずれたり、われたりして地震がおこるでやんすね。
この駿河トラフから、和歌山県や四国の南の沖にある南海トラフはつながっていて、プレート同士が押し合っている場所だと考えられています。
駿河トラフと南海トラフのまわりでは、昔から100年〜150年のかんかくで、大きな地震がおこっています。
南海トラフのまわりでは、1944年と1946年に、大きな地震がおこりましたが、駿河トラフのまわりでは、現在まで約150年間大きな地震がおこっていません。
だから、駿河トラフのまわりには、プレートの大きなゆがみがたまっていて、いつ大きな地震がおこってもおかしくないと考えられているの。
大きな地震があるけど、いつおこるかわからないなんて、こわいでやんす!!
そうね。
だから、被害を最小限におさえるためにも、気象庁や大学、そのほかの研究機関が協力して、ひずみ計という機械でプレートの中でおこるゆがみを24時間監視しています。
そうして、プレート中の動きから地震を予測しようとしているの。
そうだったでありますですか。
地震がおこる前にわかるなら、安心でありますね。
それが、必ず地震を予測できるわけではないの。
「東海地震」の前におこるといわれる現象が、本当におこるかどうか、また観測できるかどうか、わかっていないんです。
また、その現象がおこるのは、この前の地震より、もっと大きなマグニチュード8ぐらいの地震でないとわからないともいわれているのよ。
そんなぁ〜どうしたらよいでやんすか?
私たちにできることは、ふだんから地震にそなえておくことね。
どういったことをすればよいでありますですか?
まず、非常食や飲料水、携帯ラジオや貴重品、救急セットなど避難する時に必要なものをまとめた非常持ち出し袋を用意しておくことが大切です。
あと、家の中の家具が倒れないように、壁や天井などにL型の金具などで固定しなくてはいけません。
地震のときに、家の外にいて家族とべつべつにいた場合、会えるように、ひなん場所を決めておくことも重要よ。
あっしも、すぐに用意するでやんす!
地震は、こわいでありますが、ちゃんと備えていつでも対応できるようにするでありますです!
そのために、日ごろ防災訓練をして、あわてずに行動できるようにしているのよ。
9月1日の防災訓練もがんばるっス!
関連リンク
気象庁のページ・・・東海地震解説資料のページ
東海地震について、おこり方やおこった場合の震度などくわしく紹介しているよ。
関連リンク
総務省消防庁のページ・・・生活密着情報のページ
地震などの被害を防ぐにはどうしたらよいか、地震がおこったらどうしたらよいか、などわかりやすく紹介しているよ。
日時: 2009年8月24日11:40 | パーマリンク
