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今年は、5月と7月に東北地方が、そして9月には北海道が、震度6という強い地震にみまわれた。今年にかぎらず、日本はとても地震が多いよね。地震ってどうして起こるんだろう。地震の予知ってできるのかな。地震に強い建物などについても調べてみよう。 |
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| 阪神淡路大震災で崩れた家屋(出典=阪神大震災の記録) |
地震はたくさんの災害が同時に起こる
今年は、5月と7月に東北で、9月には北海道で、震度6弱の大きな地震があった。その後も余震が続いているね。1995年の「阪神淡路大地震」も、覚えている人がいるんじゃないかな。初めて、現代の都市をおそった大地震だった。
地震がなによりおそろしいのは、とつぜんに起こること、そして、いろんな種類の災害が発生することだ。まず、はげしく大地がゆれることで、建物が倒れたり、こわれたり、地割れや山くずれが起こったりする。海に囲まれている日本は、津波もおそってくる。津波は地震によって起こる大きな波のことで、1896年の明治三陸沖地震では、なんと2万2000人もの人が犠牲になった。海で大地震が起こったけど、地上はそれほどゆれなかったため、避難が遅れたんだって。その時の津波の高さは、なんと38.2m(11階建てのビルと同じ!!)。
そして、ゆれがおさまると、次の災害がやってくる。いちばん多いのが、「火事」だ。日本史上、みぞうの大災害と言われている「関東大震災」(1923年(大正12年)9月1日)では、死者14万2000人あまりのうち、多くがその後に起こった火事によるものだったんだよ。
大地震の場合、生活にだいじな「ライフライン」とよばれる「電気・ガス・水道・通信(電話)・交通」が止まってしまう。火事が起こった時、水道が止まっていれば消火ができないし、夜電気が止まれば、ビルの中などパニックになるだろう。地震は、こうして大きな被害を生むんだ。
地震はなぜ起こるんだろう
地震は、地球の中が動いていることで起こるんだよ。地球の真ん中には、温度が高い(約6000度)「核」があり、まわりに「マントル」とよばれる部分がある。マントルの外側には、地球の皮、「地殻」がある。地殻は、10数枚の、かたい岩の板(「プレート」)でできていて、地球の表面をジグソーパズルのようにおおっているんだ(プレートテクトニクス)。マントルが熱によってゆっくり動いて、その上にのっているプレートも、それにあわせて動いているので、プレート同士がぶつかり合うところがある。そこがゆがんだりひずんだりして、地震の原因となってるんだ。世界の地震が起こったところにしるしをつけると、プレートの境界とほぼ同じなんだよ。
日本は、「ユーラシアプレート」(ロシア側)「北アメリカプレート」「太平洋プレート」「フィリピン海プレート」という、なんと4つのプレートの境界線の上にある。どうりで地震が多いわけだ。
ちなみに、地震の大きさを示す「マグニチュード」は、地震そのものの大きさ(エネルギー)を、「震度」は、地震が地表の震度計が置いてある場所に伝わったときのゆれの大きさを示してるんだよ。
地震予知ってできるの?
阪神大震災の前に撮影された雲(宏観異常現象)
(出典=e-PISCO)
地震そのものはさけられないけど、起こることがわかれば、被害を少なくすることはできるよね。そこで、かなり昔から「地震予知」の研究が行われている。しかし、今のところ、明日起こる、なんて形の予知はむずかしい。9月の北海道の地震の場合、今年3月に予測されていた地震にあたる、という発表があったけど、それは「北海道東方沖で今後30年以内にマグニチュード(M)8.1前後の地震が60%の確率で起きる」というものだった。
地震の予知をするには、地下で何が起こってるかを知らなくちゃならないね。だから、過去に起こった地震のデータや、地殻の状態などから、大きな地震が来る可能性が高いといわれている地域を決めて、くわしい観測や調査・研究が進められてる。特に大地震がおこる可能性がいちばん高いと言われている「東海地方」では、24時間体制で観測されてるんだって。
また、地震の前には、変な雲が出たり、カラスが鳴き叫んだりといった、いつもと変わった自然現象が起こることが知られているが、阪神淡路大地震後にしょうさいな調査がおこわれるようになってきた。このような現象は宏観異常現象(こうかんい じょうげんしょう)とよばれている。科学的にはまだ証明されてないことが多いけど、インターネットを使ってみんなからの情報を集め、科学的に分析してみようという試みもされてるよ。
これらの研究が進めば、「3時間後に震度5の地震発生」という「地震予報」ができるようになる日も、いつかはやってくるかもしれないね。
地震の被害をふせぐために
地震は、用心したからって防げるわけじゃないね。だから、起こったときに、いかにその被害を少なくするか、っていうことが重要になってくる。
地震と一口に言っても、実はゆれの大きさ(震度)・方向・加速度が違えば、その影響はぜんぜん違うんだ。震源の場所からの距離、地面のかたさ、地層のようす、建物の構造など、さまざまな理由で、ゆれかたが変化するんだよ。
そんな違いを、高性能のコンピュータで予測し、どう対応したらいいかが研究されている。
また、阪神淡路大震災では、建物がこわれたり家具が倒れたりして亡くなった人が8割もいた。そこから、どうすれば地震に負けない建物を作ることができるか、という研究も進んでいる。
でも、いちばん重要なのは、ひとりひとりが、地震が起こったらどうすればいいか、考えておくことなんだ。自分の家なら、家具をかべにしっかり固定して、いざというときの水や食料、日用品を準備しておくこと。そして、いざ地震が起こったときには、火を止めて、大きなテーブルの下に避難する。街にいたら、落ちてくるものに注意して、安全なビルににげる、エレベーターは使わないなど。ひとりひとりが注意することで、被害を少なくできるよね。大きな地震はいずれ来るだろう。もし起こったときにどうするか、みんなでしっかり話し合っておこう。
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本書は、地球をめぐる大気や水の動きからおきる気象現象を写真や資料画を使って解説。気象観測から天気予報の方法を通し、日本の気候、式の変化が分かるように、天気図を使って解説した。 |
「地震の基礎知識」のページに、地震がどうしておこるのか(地震発生のメカニズム)、日本はどうしてたくさん地震があるの、どんな地震が起こってるのか(日本の地震活動)など、くわしく説明してあるページがある。図もたくさんあって、いわば「地震の教科書」。また、子ども向けのページもある。ここを読めば、地震の知識はほとんどカンペキ!
建設博物館超高層ビル、橋、トンネルなどの大きな建物が、どんなふうにして作られるのか、どんなしくみになってるのかが、よーくわかるページ。イラストやアニメも多い。それぞれ、地震などの災害にどうやってそなえてるのかってことも書いてある。地震の時、ビルがどうゆれるのかわかる「地震シミュレーション」を見てみよう。
阪神大震災の記録1995年に阪神を襲った、初めての都市での大地震。このページには、Webマスター(このページの作者)が実際にうつした、震災のときの写真をたくさん集めてある。百聞は一見にしかず。大きな地震がおこるとこうなってしまうってこと、そのこわさが身に迫ってくるよ。
地震のくわしい情報がわかるよ
防災システム研究所今までの災害の情報と、災害から身を守るための知識がいっぱい
さんりくこども博物館三陸の道についてのおもしろい話題がいっぱい。
国立科学博物館地震資料室今まで起こった地震の写真が集めてあるよ。
東京大学・大学院理学系研究科・地球惑星科学専攻地球科学の専門的な知識がいっぱい。
地学教室地球の中はどうなってる?など、「地球科学」のことをわかりやすく紹介してるよ。
自然科学館「白い風」九州中央山地の自然を紹介しているページ。
静岡県地震防災センター地震がなぜおこるのか、たくさんのイラストで説明してくれてるよ。
地震被害0をめざして地震の基本的な知識が、わかりやすくまとめてあるよ。
地震予知連絡会地震予知のために、大学や研究所など、いろんなところが集まって地震予知を研究してるよ。
耐震ネット地震に強い建物を作るためのリンク集



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