![]() |
|
|
12月から始まった、地上波のデジタルテレビ放送。デジタルテレビ放送とは何だろう。今までのテレビとどう違うのかな? これによって「テレビ」がどうかわっていくのか、調べてみよう。 |
|
いよいよ、地上波(ふつうのテレビ放送)もデジタルに!
世界各国の地上デジタル放送の動向(出典=中国総合通信局)
これをデジタルに変えた放送が、地上波デジタル放送なんだ。まだ、東京・名古屋・大阪の限られた地域だけだけど、2006年には全国のおもな都市で、2011年には、全国の地上波が全部デジタル放送になる予定だ。
デジタルになるというのは、どういうことなんだろう。LP(アナログレコード)とCD、ビデオテープとDVDの関係と言えばわかりやすいかな。アナログの情報を、0と1の記号の組み合わせに変えるのがデジタル化。デジタルのデータは、ナマのデータとは違い、とても正確に電波を受け取ることができる。また、ひとつの電波で、何種類もの情報をより多く送ることが可能なんだ。
実はすでに、BS(衛星放送)は2000年にデジタル化してるし、CS(通信衛星放送)は最初からデジタル放送だった。そしてテレビ放送が始まってからちょうど50年目にあたる今年、一番たくさんの人が見ている地上波がついにデジタル化したんだよ。
テレビのデジタル化は世界的な流れで、イギリスやアメリカではすでにデジタル化されてるんだよ。
デジタルテレビになると、どうなるの?
テレビ放送がデジタルになると、どうなるんだろう。
まず、画質・音質がどーんとよくなる。
今と同じ放送も、ゴーストなどがなくキレイに写るようになる。バスや車など、乗り物にあるテレビでも気持ちよく見られるよ。
また、高画質なハイビジョン放送が本格的に始まる。すでに1991年からNHKのBSで放送(試験放送)されているから、その美しさを知ってる人も多いだろう。これは横長の画面で(16:9)ふつうのテレビに比べ、画面の密度が倍になっているんだ(走査線が525本から1125本に)。細かいところまでくっきりしゃっきり。映画の撮影にも使われてるんだよ。
音質もCDなみになり、DVDでおなじみの5.1chデジタルサラウンドの放送ができるようになる。
それから、マルチ放送といって、今までと同じ画質の放送を同じチャンネルで同時に3本流すなんてはなれ業もできる。たとえばスポーツで試合が延長になったとき一つのチャンネルでそのままそのスポーツを流し、別のチャンネルでドラマを時間通り流すとか、ドラマのストーリーを途中で選べる(ゲームのRPGみたいだね)、なんてことが考えられてる。
そして、もうひとつの魅力がデータ放送だ。
電波といっしょに番組表のデータ(EPG(電子番組表))が送られてくるから、新聞のテレビらんを見なくてもよくなる。好きなアイドルが出ている番組なども、リモコンでさっと探して選ぶことができるんだ。放送時間がかわっても、すぐにわかるよ。
また、ニュースや天気の情報や、放送されている番組に関連したデータも、同じように同時に送られてくる。たとえば、ドラマの最中にニュースを表示させたり、スポーツ中継のときに好きな選手のプロフィールや過去の成績を見たり、なんてことができるんだ。
テレビ画面上でテレビショッピングをすることや、アンケートに答えるとその結果がすぐに番組上でわかるなど、テレビ側と直接やりとりができる「双方向サービス」も楽しみだね。
それから、ドラマなどの会話の文字表示できる「字幕放送」が増えるので、お年寄りや体の不自由な人にも使いやすくなるね。テレビの音声をゆっくり再生して聞きやすくすることなども考えられているよ。
デジタルテレビはどうやって見ればいい?
地上波デジタルテレビ放送は、デジタル放送に対応したテレビかチューナー、対応したUHFアンテナをそろえれば見ることができる。
今までの放送(アナログ放送)が終わる2011年までは、両方同時に放送されることになっているし(サイマル放送)、基本的には同じ番組を流すので、そんなに急ぐ必要はないけど、今から調べておいてもソンはないね。
とりあえず今家にあるテレビで楽しみたい場合は、地上波デジタルを受信しアナログへ変換する機能(コンバータ)がついたチューナ・コンバータを手に入れればOK。ただ、これだと、ハイビジョンなど、デジタルテレビならではの魅力が楽しめないことに注意しよう。
また、テレビを新しくするなら、「デジタル対応」だけではなく「ハイビジョン」が楽しめるタイプにしよう。今電器屋さんに行って、デジタル放送対応テレビのコーナーに行ってみると、液晶・プラズマの大型テレビがいくつも並び、ハイビジョン放送を流してる。その美しさにはきっとびっくりするよ。
チューナー部分が、地上デジタルだけではなく、BSデジタル、110度CSに対応してるものもあるので、衛星デジタル放送を見ている人はその点に注意しよう。
宇宙観測の進歩と、新たなるなぞへの挑戦
(出典=三洋電機株式会社)
地上波デジタル放送は、持ち歩ける小型のテレビにも、きれいな映像をうつすことができる。
先日、アナログテレビ放送が見られる携帯電話が発売された。自動車などでテレビを見ている人はわかると思うけど、アナログの場合、けっこう画面が乱れるよね。でも、デジタル放送ならそんなことはない。実は地上波デジタル放送が見られる携帯電話はすでに作られているんだ。旅行先でメモリーカードに録画して、家の大きなテレビであらためて見るなんてこともできる。バッテリーの問題などもあって、実用化はまだちょっと先になりそうだけど、ちょっとわくわくするね。
携帯電話の画面じゃちょっと小さいなあ、と思う人には、まるめられるテレビはいかが?「フレキシブル有機ELディスプレイ」は、くるくるとまるめてカバンにしまえる、超薄型テレビ。こちらも研究中だけど、そう遠い未来の話じゃないよ。
かつてテレビはひとつの家に1台だった。それが、部屋に1台になり、デジタル放送が始まって、今度はひとり1台の時代が始まるってこと。
いつでもどこでも好きな番組を見る、ストックした番組を好きな時に取り出して見る、そんな時代はもう来ているんだね。
携帯電話、インターネット、そしてデジタルテレビ放送も始まって、「通信」の世界がものすごくにぎやかになった。どれがなんだかもうさっぱりわからない、っていう人も多いんじゃないかな。それならまずこのページを読んでみよう。インターネットって何?モバイルって?ユビキタスって?そんなギモンについて、やさしく説明してくれてるよ。将来、通信にかかわる仕事につきたいなら、「情報通信業界で働く人々」も必読。クイズやゲームもあるよ。
デジタルテレビのことならまずここへ。くわしいQ&Aがあるよ。
アナログ音源再生計画レコードやテープなどのアナログのデータをデジタルに保存するハウツー集。
BPA(社団法人BSデジタル放送推進協会) e-word辞典インターネットやAVなどでわからない用語を、やさしく説明しているよ。
中国総合通信局 地上デジタルテレビジョン放送デジタルテレビのことをイラストでていねいに説明してあるよ。
Yahoo テレビがテレビを超える?!デジタルテレビについてわかりやすく説明しているページ。
探検キッズ エレキはかせの研究室科学に関するいろんなギモンを、わかりやすく教えてくれるよ。
NHK放送技術研究所「テレビは進化する」を読むと、テレビの技術の歴史がよくわかるよ。
物選びカタログ研究室AV機器のカタログにある技術用語を説明してくれているよ。

