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今年の9月1日、浅間山(群馬県・長野県)が、21年ぶりに中規模(きぼ)の噴火をおこした。 日本には、火山がたくさんあるよね。富士山のように、噴火していない美しい火山もある。火山っていったい何だろう。噴火で出てくるマグマはどこから来るんだろう。火山について、調べてみよう。 |
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| 2004年9月14日15時36分からの小噴火 浅間山(出典=気象庁) |
大むかしから噴火をくりかえしている火山、浅間山
今、群馬県と長野県にある浅間山が噴火している。
今年の噴火はひさしぶりの大きな噴火だったんだ。先日、火山灰が関東にまでふりそそいだね。
浅間山は、大昔からずっーっと噴火をくりかえし、おそれられていた火山だ。
記録に残る一番古い噴火は、今から1300年以上前(685年)。1783年(天明3年)の大噴火のときは、被害の記録が残っている。90日間も噴火が続き、1000人以上の死者が出た。
「火砕流(高温の火山灰や岩石、水蒸気がまじって山をすごいスピードでかけ下りるもの)」が発生した日には、関東のまん中が、灰のために昼でもまっ暗になってしまったという。ばく発の震動が、当時の江戸(今の東京)まで伝わって、障子の戸がかたかた鳴ったそうだよ(「空震」)。
その後も毎年のように噴火し続けた。
そして、1983年の噴火以来、しばらく大きな噴火はなくて、今回の中規模の噴火は21年ぶりなんだ。
あの富士山も「活火山」?!
11月の富士山(山梨県)
日本は火山が多い国だ。「活火山」とよばれる火山が、日本には108もある。
活火山とは、だいたい過去1万年以内に噴火したことのある火山か、現在火山ガスが地表から吹き出している火山のことをさしている。
過去1万年というと、ものすごい長~い時間のような気がするけど、火山の寿命は約50万年から100万年と言われているから、1万年はそれほど長い時間じゃないんだ。
実は、あの美しい姿で有名な富士山も、長い間噴火していないけれど「活火山」だ。生まれてからまだ「10万年」しかたってない、若い火山なんだよ。
富士山は、1707年(江戸時代 宝永4年)に大噴火を起こしている。横浜でも火山灰が10cmもつもったという、すごい噴火だったんだって。その後は静かだけれど、2000年と2001年には「低周波地震」という、火山の活動をしめす小さな地震がたくさんあって、みんなを心配させた(今は静かになっているよ)。
「火山」ってなに? どうして噴火するの?
アメリカ ハワイのキラウエア火山
さて、火山とはいったいなんだろう。火山は、「噴火」によってできた山のこと。噴火とは、火山の火口から、火山灰や溶岩(ようがん)などが吹き出すことだ。
何度も噴火して、大量の溶岩や噴火で飛ばされた岩がふりつもると、富士山のような、えんすい形の美しい山が生まれる(「成層火山」っていうよ)。
地層が動いてもりあがる「山」(ヒマラヤ山脈のエベレストなど)とは、でき方がちがうんだ。
じゃあ、なぜ噴火するんだろう。
地球の内部は、外側から、地殻(ちかく=地表のかたい岩の部分)・マントル(コアと地殻の間にある部分)・コア(中心部分)、という3つの部分にわけられる。
マントルは温度が高い岩でできているんだけれど、その一部が溶(と)けて「マグマ」になる。液体のマグマは、地面のさけめをぬって地表に向かってあがってくるんだ。そして地下にいったんたまって、「マグマだまり」を作る。どんどんマグマがたまってくると、マグマの圧力が上がり、これに地面がたえきれなくなって、外に吹き出す。それが「噴火」なんだ。
溶岩は、噴火によって地表に出たマグマのことだよ。
火山による被害を少なくするために
富士山火山防災マップ(一部)
(出典=富士山ハザードマップ検討委員会)
火山の噴火は、地震や台風などとならんで、たいへんな被害をもたらす自然災害だ。
大噴火が起これば、火山のまわりを全滅させてしまうだけじゃなく、火山から大量にばらまかれる噴出物で世界中の天気に影響(えいきょう)を与える。
火山の多い日本では、被害をなるべく少なくするために、いろんなことが行われているよ。
気象庁では、危険性が高いと思われる活火山を、常に観測しているんだ。
今活動している火山については、活動のていどと、どんな防災(ぼうさい)をしたらいいかをレベル分けして、情報を流している。また、最近では、多くの活火山で、「ハザードマップ」とよばれる、予想される災害のようすをあらわした地図が作られているんだ。今年完成した富士山のハザードマップには、おこりうるさまざまな被害とその地域、みんながどうしたらいいかってことが、わかりやすく書いてあるよ。
ただ、火山は、温泉や地熱発電などのように、生活に恵みをあたえてくれる面もあるし、地球の歴史という長~い目で見ると、けわしい地形をなだらかにし、豊かな自然をはぐくんでくれる、大切な自然現象でもあるんだ。富士山のふもとにある青木ヶ原樹海も、昔の噴火の後に出来た森なんだよ。
住んでいるところの近くに火山があったら、今までの噴火や、それによって変わった地形、そして「ハザードマップ」について、調べてみよう。
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最新の研究でわかった情報をもとに、地球のつくり、大陸移動、地震、火山、海洋、山・川、岩石・鉱物、気象現象、天気の移り変わりなどの「地球と気象」に関する内容をこどもたちにもわかりやすくイラストと写真と図解で紹介する図鑑。 |
九州の火山、雲仙普賢岳(うんぜんふげんだけ)の噴火の記録をまとめたページ。普賢岳の火山の歴史や、火山とは何か、日本のおもな火山など、情報がいっぱいだよ。1991年に起こった噴火の映像記録がたくさんある「ビデオライブラリー」はぜひ見よう。噴煙をあげる火口や、災害救助のようすなど、火山のおそろしさが伝わってくる。
富士山自然探訪日本といえばこれ、というくらい有名な「富士山」の、豊かな自然を紹介しているページ。「富士火山」のページを読むと、富士山が噴火をくりかえして今の形になったってことが、よーくわかるよ。ギャラリーには、美しい富士山の写真がいっぱい。「雲海と日の出」などの動画を見てると、すぐにも行きたくなっちゃうよ。
温泉の科学「関東周辺立ち寄り温泉みしゅらん」にあるページ。これを読めば、火山と温泉は、深~い関係があるってことがよくわかるよ。「温泉のでき方」や、温泉の成分による違いなど、役立つ情報がたくさん。今度温泉に行くのが待ちどおしくなるよ。
気象庁のページ。「火山の資料」で、火山のことを調べよう
あおぞら☆めいと気象予報士が運営する、かわいいお天気のページ。気象予報士Q&Aや合格体験記などがあるよ
静岡大学教育学部総合科学教室 小山真人研究室富士山に関する専門的な情報がたくさんあるページ
富士山のまち ふじのみや富士山のある富士宮市のサイト。富士山の美しい写真がたくさんあるよ
道内の道立・国立青少年教育施設のページ「バーチャル自然体験北海道」では、北海道の自然を、写真たっぷりで紹介している
KEK:高エネルギー加速器研究機構「キッズサイエンティスト」の簡単物理事典で、マグマやマグマだまりの説明を読んでみよう
インターネットミュージアム・地球惑星科学への招待 (九州大学総合研究博物館)地球の生い立ち、現在の姿、将来の変化を研究する「地球惑星科学」のページ
富士山火山防災協議会ハザードマップの実際例「富士山火山防災マップ」があるよ
Fujigoko Cyber City (富士五湖地域の最新情報)富士五湖の自然や観光地の情報を集めたページ



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