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バレンタインデーのある2月は、1年中で一番チョコレートを食べる(見かける?)時だね。チョコレートの原料である「カカオ」は4000年も前から作られていたけど、最初は飲み物で、今のチョコレートができたのは約150年前のこと。「カカオポリフェノール」も注目されているね。チョコレートのこと、じっくり調べてみよう。 |
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| 木になっているカカオ(出典=昭和大学 薬学部 薬用植物園) |
「カカオ豆」からできたチョコレート
もうすぐ、町中にチョコレートがあふれる「バレンタインデー」だね。
この日に「女の人が好きな男の人にチョコレートをおくる」という習慣は、1958年に日本のメーカー(メリーチョコレート)が始めたことなんだけど、知っていたかな?(ヨーロッパやアメリカでは、恋人におくり物をする日)。
さて、チョコレートはいったい何から作られているんだろう。
チョコのお菓子があったら「原材料名」のところを見てみよう。「カカオマス」「ココアバター」ということばがあるよね。このふたつは、チョコレートの原料となる「カカオ豆」からできたものなんだ。「カカオマス」は、カカオ豆を炒(い)ってつぶしてペースト状にしたもの、「ココアバター」は、カカオ豆にふくまれる脂肪(しぼう)のことだよ。
「カカオ豆」は、熱帯地方で育つ「カカオの木」になる果実の種だ。今のメキシコのあたりで、4000年前にはもう作られていたという。約3000年~1000年前に中央・南アメリカにあった古代の国、アステカ帝国・インカ帝国では、栽培(さいばい)していたことを示す遺跡も残っているんだ。
カカオ豆には、気持ちをリラックスさせたり、集中力を高めたりという効果があって、それを知っていた当時の人々は、熱を加えた(炒った)カカオの実をすりつぶし、お湯やとうもろこしの粉とまぜて飲んでいたという。これは王族や貴族の飲むぜいたくな飲み物で、カカオ豆自体も、お金のかわりになるくらい貴重なものだったんだって。
ココアとチョコレートの誕生
オランダ人のバンホーテン
(出典=The King Of Cacao ~大東カカオ~)
1528年、アステカ帝国をおとずれていたスペイン人のコルテスが、この飲み物をヨーロッパに持ち帰った。飲みやすいよう、砂糖や香料を入れてくふうされ、一時はヨーロッパじゅうで大ヒットしたらしい。でも、脂肪分(「ココアバター」)がいっしょに入ってるから、ちょっとくどいのが問題だった。
しかし1828年、オランダ人のバンホーテンが「ココアバター」を減らす方法をあみだし、これが今の「ココア」の始まりとなった。その後、お湯などに溶けやすくする加工法(アルカリ処理)も彼が発見したんだよ。
そして1847年、イギリスのフライ&サンズ社が、「カカオマス」に砂糖やココアバターをまぜこんで板状にかためたお菓子を発明した(「板チョコ」)。これが、今のチョコレートの始まりんだ。
また、1875年には、スイスのダニエル・ピーターが、それまで難しかったミルクをまぜる方法を発明。できたのが、まろやかな「ミルクチョコレート」。今世界で食べられているチョコレートの多くは、このミルクチョコレートなんだって。
チョコレートのおいしさ、「とろーり」のひみつ
「とろ~り」チョコレート
(出典=The King Of Cacao ~大東カカオ~)
チョコレートがおいしいのは、なぜだろう。ほとんどの人が、口に入れたときの、あのとろける舌ざわりを思い出すんじゃないかな。
この舌ざわり、チョコレートにたっぷりふくまれる「ココアバター」のものなんだよ。
ココアバターは、約31度~35度で急に固まりから液体になる。つまり、人の体の温度でとける、っていうこと。室温では固くても、口の中でとろり、となるわけだ。
このココアバター、口どけよくじょうずにとろーりとさせるには、溶けやすい形(安定したV字型の結晶(けっしょう))にして固めなくちゃならない。それには、びみょうな温度調整が必要なんだ(「テンパリング」)。
また、舌ざわりのよさは、「ココアバターのとろり」だけではなく、原料であるカカオ豆をどれだけ細かくできるか、というのもポイントとなる。今売っているチョコレートは、カカオ豆がマイクロメートル(1000分の1mm)単位まで細かく細かくされているんだよ。
あのとろーりには、ちゃんと理由があったんだね。
非常食にぴったりのチョコレート、食べ過ぎはダメ
チョコレートは、非常食としてとっても優秀なこと、知ってるかな。それは、チョコレートが、エネルギーのもととなる脂肪・糖分(とうぶん)や、体に必要な鉄、亜鉛(あえん)などのミネラルをたっぷり含んでいるから。ミルクチョコレートならカルシウムも入っている。チョコレートと水だけで、まよった山の中、何日間も生きのびた人の話もあるよ。
最近では、「カカオマスポリフェノール」が話題になっているね。
ポリフェノールというのは、多くの植物に含まれている成分。「カテキン」(お茶)や「フラボノイド」(大豆)も仲間だよ。カカオポリフェノールには、血をきれいにする、ガン細胞をへらす、虫歯を防ぐなど、さまざまな働きが発見されている。
カカオポリフェノールだけじゃなく、ココアバターの脂肪は太りにくい、食物繊維(しょくもつせんい)が多い、などなど「チョコは健康にいい」情報があふれてる。
でも、ちょっと待った。これらはあくまで「カカオ豆」の成分の働きであることをお忘れなく。チョコレート自体は、「非常食」としては便利だけど、カロリーが高く、虫歯のもととなる糖分もたっぷり入っているんだ。チョコクッキーやチョコケーキなら、なおさら。
そのへんをよーく考えた上で、おいしく食べようね。
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[ヒットムック料理・お菓子わっ!かんたん]わっ、かんたん!人気のお菓子 クリスマス、バレンタインデーと、お菓子の季節に大活躍のケーキブック。チョコレートケーキからマドレーヌ、マンゴープリンまで超人気の基本のお菓子41品がせいぞろい。大判の誌面で全プロセスを解説。お菓子作りは初めてという人に、ぜひおすすめ! |
バレンタインデーで、「手作りチョコレート」の資料(本やWebページ)はとってもたくさんあるね。でも、どれもすでにチョコレートとしてできたものを加工する方法だよね。このページは、「カカオ豆」から作ろうというページなんだ。実際にカカオ豆を手に入れることは難しいと思うけれど、写真付きでていねいに説明されているから、チョコレートの具体的な作り方がよくわかるよ。
食のサイエンス独立行政法人「農林水産消費技術センター」の機関誌に連載されていたものをまとめたページ。どうしたらだしをいちばんじょうずに取れるか、野菜ジュースの栄養と買うときのポイント、チョコレートの品質の話など、「食べるもの」にまつわる科学の話がいっぱい。お母さんに教えてあげよう。
さまざまな料理のレシピがたっぷりあるページ。チョコのお菓子もいっぱい。
明治製菓:チョコレートおもしろ博物館チョコレートのことなら、歴史、材料、お菓子の作り方まで、なんでもわかるよ。
日本チョコレート・ココア協会チョコレートとココアの歴史・栄養・食べ方から生産量まで、何でもわかるページ。
昭和大学 薬学部 薬用植物園薬用植物写真集にいろいろな植物の写真がのっているよ。
科学実験Web2002砂糖でつくるおもちゃ、ミニ太陽系を作ろうなどの、おもしろい実験がいっぱい。
healthクリニック健康にかんするさまざまな情報がたっぷりのページ。
博多菓子工房「二鶴堂」博多みやげのお菓子をおもに作っている「二鶴堂」のページ。



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