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災害現場で救助活動を行うロボットや、友だちのように接してくれるロボット。あなたは、ロボットというと、どんなものを想像するかな。日本は、世界でも最先端の技術を持ったロボット大国で、さまざまなロボットが開発されている。現在活やく中のロボットや、未来のロボット利用について調べちゃおう。 |
ロボットの目的は人の役に立つこと
「ロボット」という言葉は、1920年に、チェコの劇作家 カレル・チャペックが、人の代わりに働く人造人間という意味で、使ったのが初めてだ。ロボットは、人に似た動作をしたり、人に代わって作業をするもので、人の役に立つものとされたよ。
ロボットに必要な3つの要素
ロボットというと、2本の足で歩く人型のものや、人の命令がなくても自分で考えて行動する機械を想像するかもしれないね。将来は、そういうロボットが現れるかもしれないけれど、現在開発が進められているロボットは、さまざまな形や機能を持ったものだ。
ロボットには、必要な3つの要素がある。それは、次の3つだ。
- 1.周囲の状況を知ることができるセンサー(カメラなど)
- 2.どのような動きをするか判断して指令を出すプロセッサー(コンピュータ)
- 3.動くためのアクチュエータ(モーターなど)
たとえば、工場で作業をする産業用ロボットは、人型ロボットとは大きくちがい、人のうでだけのような形をしている。でも、人のうでや手のように、ものをつかんで移動できるアクチュエータ、作業をする物の位置や大きさを知るセンサー、動作を制御するコンピューターがあるから、ロボットと言えるよ。
工場で、モーターの組み立て作業をする産業用ロボット。産業用ロボットは、このほか、自動車工場での溶接やとそう、電子部品工場での部品の取り付けなどでも活やくする。
提供:ファナック
日本は世界一のロボット国
2006年現在、世界では95万台の産業用ロボットが使われ、自動車工場や電子部品工場などではたらいている。日本では、工場での労働力をおぎない、生産を効率よくするために、産業用ロボットを積極的に導入し、2006年現在、世界の産業用ロボットの3分の1以上、世界一の35万台がはたらいている。
日本で開発されてきたロボット
最近は、産業用ロボットのほか、救助活動をするロボットや、人の動きを助けるロボットも開発されている。
テムザックが開発したT-53援竜は、災害現場で救助活動を行うレスキューロボットだ。2本のうでがついていて、片方のうでで最大100kgのものを持ち上げることができるので、災害現場でがれきを取り除いて救助活動をサポートできる。
T-53援竜。はなれた場所からの操縦もできるので、人が近づけない危険な場所でも作業ができる。
提供:テムザック
筑波大学教授の山海嘉之先生が開発したロボットスーツHAL(ハル)TMは、障害のために手や足が不自由な人や、高齢で足こしが弱ったお年寄りなどの手足の動きを助け、スムーズに動けるようにしてくれる。現在、下半身用のHALが、福祉施設へ貸し出されているよ。
ロボットスーツHAL(ハル)TM。装着した人の筋力を強化する。
提供:Prof. Sankai University of Tsukuba /CYBERDYNE Inc.
日本がほこる最先端のロボット技術
このほかにも、新しいロボットや、ロボットに関連した技術が開発されている。
ホンダや島津製作所
などは、人が考えるだけでロボットを動かせる技術を開発した。人が体を動かそうとすると、脳に弱い電流が流れ、血液の流れにも変化が起こる。この技術では、操作する人が手を動かしたり、足を動かしたりすることを頭で考えると、ロボットが、脳の電流と血流の変化を読みとって、手や足を動かす。将来は、人が考えただけで、ロボットが思い通りに動くようになるかもしれない。
産業技術総合研究所が開発したHRP-4Cは、見た目や歩き方などが、とても人間に近いロボットだ。これまでは、外見が機械的なものが多かった。このロボットは、関節の位置や寸法を日本人の若い女性を参考にしていて、見た目は人にそっくり。また、人の動きをコンピューターで計測し、そのデータをもとに動きが作られていて、全身の動きも人にとても近い。ファッションショーなどでの利用が考えられていて、2009年3月にはファッションショーに出演して会場をわかせた。将来は、トップモデルとロボットが共演するファッションショーが見られるかもしれないね。
HRP-4C。身長158cm、体重43kg。人の言葉を認識して、ほほえんだり、おどろいたりする。
提供:独立行政法人 産業技術総合研究所
人より先にロボットが月を探査する!?
宇宙開発の分野でも、ロボットの活やくが期待されている。日本は、2020年ごろに、2本の足で歩くロボットで月探査を行う計画を検討している。アメリカなども月の有人探査を計画しているけれど、日本はロボット技術という得意分野で月の探査をめざすよ。
世界各国からロボットが集まるイベントが開催される
2009年は、国際ロボット展が開催される。国際ロボット展は、2年ごとに日本で開催され、毎回、世界各国からさまざまなロボットが集まる世界最大級のロボット展示会で、今回は11月25日〜28日に東京ビッグサイトで開催されるよ。
また、東京都にある日本科学未来館では、2009年6月28日まで、人間とロボットの共存をテーマにしたSF映画「ターミネーター」シリーズに登場したロボットの模型などを展示した「ターミネーター展」を開催している。この展示では、映画に関係した展示のほかに、日本でのコミュニケーションロボットの研究についての展示や、実際のロボットのデモンストレーションも見ることができる。
これからも日本では、新しいロボットが開発されていくと考えられる。将来は、ロボットが街を歩いていたり、仕事のパートナーがロボットなんていう時代がやってくるかもしれないね。
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[科学のタマゴ] サイエンストイバージョン じたばたロボ コロボット 転んでも、自分で起き上がるコロボットの組み立てキット。転んでも起き上がる「七転び八起きモード」、踊りながら歩く「ダンスモード」、前転をして前に進む「でんぐり返しモード」の3つのモードがあり、楽しみながら機械の基本的なしくみが学べるよ。 |
「日本のロボット産業」では、ロボットの歴史や現在の状況、将来の利用について解説が読める。「サービスロボット事例紹介」では、エンターテイメントロボットやコミュニケーションロボットなど、さまざまなロボットが写真とともに紹介されているよ。
RobotWatch新しく開発されたロボットや、ロボットが登場するイベントなど、ロボットに関するさまざまなニュースが掲載されているサイト。動画が紹介されているニュースが多く、ロボットが動いている様子もわかるよ。



