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第2次世界大戦に負けて〈ポツダム宣言〉を受諾した日本は、新しい憲法をつくって、ちゃんとした民主主義国家にならないと、戦争に勝った連合国側に占領されつづける状態だったんだよ。まず新しい憲法をつくることが急がれたんだ。 |
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ときの幣原喜重郎内閣は、国務大臣・松本烝治を中心に憲法改正案をつくってGHQに提出するんだけど「これじゃダメ」と。
※松本烝治=1877-1954。〈手形法〉や〈小切手法〉の制定にも参加した商法学者。政治家、弁護士としても活躍した。 |
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天皇主権の原則はそのまま、軍隊も持つことになっていて、国民の「基本的人権」がもりこまれていなかったからさ。そこでGHQは、俗に「マッカーサー草案」とよばれるものを日本政府にわたすんだ。
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ベアテ・シロタ・ゴードン=1923―。GHQ民政局員として日本国憲法の草案を書いたメンバーの1人。ピアニストの父について来日。通っていたドイツ学校が第2次大戦中にナチス教育をしたため、アメリカンスクール・イン・ジャパンに転校。日本国憲法に男女平等や平和主義を取り入れる原動力となったといわれている。 |
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| ん~、「最大限の考慮をしてつくりなさい」だね。そこで日本政府は「マッカーサー草案」から、どうしても納得できないことを削除したりして再度提出するけど、やっぱり「マッカーサー草案」に近いかたちに修正されてしまうんだ。 |
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| マッカーサーはその立場上、日本が二度と戦争をはじめないようにする必要があった。結果的に、アメリカの憲法以上の理想の憲法が実現したといえるかもしれん。でも、まだ〈大日本帝国憲法〉にこだわっている日本政府には、マッカーサー草案の理想が理解できなかったんじゃないかな。 |
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| 天皇は日本国の象徴であること、国民主権、国民の基本的人権の尊重、男女平等、そしてなにより戦争放棄!つまり軍隊をもたない平和主義だね。 |
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| 「天皇は日本国の象徴」ってアメリカ人は、ちゃんと理解してたのかな? |
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| アメリカ人にはむずかしかっただろうね。だから日米間でずいぶん議論したようだよ。 |
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〈日本国憲法〉第9条の「戦争放棄」だろうね。GHQの高官のなかには、侵略戦争だけでなく自衛戦争も放棄させようという人もいたらしいけど、結果的には、第9条は「(1)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。(2)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」となったんだ。 |
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| 平成19年(2007)5月18日に公布され、3年後に施行される「日本国憲法の改正手続に関する法律」(いわゆる「国民投票法」)だね。「マッカーサー草案」を基本にした〈日本国憲法〉ではなく、国民が決める〈日本国憲法〉であるべきということなんだろうけど、「改正」しても「改悪」はしてほしくないね。「戦争放棄」をうたった〈日本国憲法〉は世界に誇れる憲法だと思うからさ。 |
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