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2002.11_11 発行(株)学習研究社

日本の歴史新聞

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. 小判(こばん)や金貨を多数発掘(はっくつ)!! .
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 富山県(とやまけん)小矢部市(おやべし)で3月、国土交通省が建設中(けんせつちゅう)の「歴史国道・倶利伽羅(くりから)・源平(げんぺい)の郷(さと)」の工事現場(げんば)から小判や金貨など1295枚(まい)が入ったかめが見つかった。
 倶利伽羅峠(くりからとうげ)は、源平の合戦の際(さい)(みなもと)【木曽(きそ)】義仲(よしなか)が牛の角(つの)に松明(たいまつ)をつけて放った「火牛攻(ひうしぜ)めの奇襲(きしゅう)」で平氏を破(やぶ)ったことで有名な場所。江戸時代(えどじだい)の小判をはじめ、二分金や一分銀など1194枚(まい)。明治時代の十円金貨も計101枚あった。古銭業者(こせんぎょうしゃ)の話では、総計(そうけい)3700万円以上の価値(かち)がある。発見場所には、江戸時代から明治時代にかけて豪農(ごうのう)が屋敷(やしき)を構(かま)えていたという。
 小判などが見つかったのは国土交通省の案内所の建設用地(けんせつようち)。歴史国道を整備(せいび)するために、2000年10月、富山市の坂田アケ生(あけお)さん【86歳】から国が土地を買い上げていた。小判を発見したのは工事作業員の2人。富山県警(とやまけんけい)小矢部署(おやべしょ)は8月に、見つかった小判など計1295枚を、土地を所有していた坂田さんに返還(へんかん)した。発見した作業員2人には、坂田さんから報労金(ほうろうきん)が支払(しはら)われた。なお、坂田さんが小判などの所有者であることが証明(しょうめい)されなければ、半年後には国の所有になるところだった。
(参考:朝日新聞、毎日新聞ほか)


かめの中から見つかった小判や金貨など

写真:共同通信社

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4コマまんが .
はにわ先生 .

このニュースは、ここがポイント

●小判や金貨をうめたのは一体だれなのか。
●小判や金貨はどのぐらいの価値があるのか。

 富山県小矢部市の「歴史国道」工事現場から見つかった江戸時代の小判等は、その土地にかつて屋敷を構えていた豪農のものとわかり、その子孫に当たる人に返還されることになりました。調べによれば、豪農一族は代々、加賀(かが)(はん)の山林を管理する山廻役(やままわりやく)を勤(つと)めていたようです。旧北陸道(きゅうほくりくどう)に面していた屋敷は20数年前に解体(かいたい)されましたが、土地は最近まで子孫の坂田さんが所有していました。また、一族には敷地内(しきちない)に小判を埋(う)めたという言い伝えがあったということです。
 見つかった小判や金貨は、江戸時代の慶長(けいちょう)小判や明治時代初期の10円金貨など、計1295枚あったそうで、専門家(せんもんか)によると、低く見積もっても約3700万円の価値があるそうです。歴史国道の工事現場から小判が見つかり、所有者がわかったということで、「歴史国道・倶利伽羅・
源平の郷」に新しい話題が生まれ、人々の関心を呼(よ)ぶことになるでしょう。

ニュースに関連する重要な用語

大判(おおばん) 寛永通宝(かんえいつうほう) 金座(きんざ) 銀座(ぎんざ)

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倶利伽藍峠地図

監修:帝京大学教授 高野尚好
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