第30回
看護師
細谷由香(ほそや・ゆか)さん
/北原脳神経外科病院
4 看護師になるには
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まずは学校に通って勉強しよう

受験資格をもらう方法はいくつかあります。一つは、わたしのように看護専門学校に3年間通って卒業すること。もう一つは、「衛生看護科」のある高校に通って「準看護師」の資格を取り、それから看護専門学校に入って2年間勉強すること。
そのほかでは、高校を出たあとに4年制の看護系大学や3年制の看護系短期大学に通って卒業することです。そして看護師国家試験に合格したのち、病院や診療所などに就職すれば看護師の仕事をはじめることができます。
「元気」な人間になろう!
いっしょうけんめい勉強してむずかしい国家試験に合格すれば、だれでも看護師の仕事を始めることができますが、免許を持っているだけでは「よい看護師」とは言えません。看護師には高い看護技術と豊富な医学知識だけでなく、なによりもまず「元気」なことが求められるからです。

もちろん病院では、自分がお世話していた患者さんが亡くなることがあります。そんなときは本当に悲しくて、落ちこんでしまうことも少なくないけれど、いつまでもひきずっていてはいけません。どんなに悲しいことがあっても、ほかの患者さんには自分が落ちこんでいる姿を見せてはならないのです。自分の「元気」を患者さんに分けるんだという気持ちで、笑顔で元気よく接することが大切なんです。
そもそも患者さんにとっては、入院は大きなストレスです。看護師が悪い対応をして患者さんによけいにイヤな思いをさせてはなりません。以前にはたらいていたICUのお医者さんから手紙をもらったことがあるのですが、そこには「患者さんはいつも不安でいっぱいです。だけど看護師の笑顔や“だいじょうぶですよ”という一言によって患者さんは安心します。そのことをいつまでも忘れずに仕事をしていってください」と書かれていました。この手紙はいまも大切にとってあって、落ちこんだときなんかに読みかえして自分をはげますようにしています。やっぱりわたし自身が元気じゃなかったら、患者さんも元気になれないですからね。
そうは言っても病棟の仕事はとてもハードですから、看護師はどうしても疲れやストレスがたまりがちになります。それでも毎日笑顔でいられるようにするには、やはりプライベートの生活も充実(じゅうじつ)させて自分の心をゆたかにし、自然に笑顔をつくれるようになることが必要。また自分自身の健康を維持することも大事ですよね。
逆に言えば、いつも元気で患者さんの立場で物事を考えられる人だったら、だれでもいい看護師になる素質があると言えます。みなさんもがんばってみてください!

看護師は、とにかく心と体の健康が大事。よく寝て、よく食べて、よく遊んで、毎日を楽しくすごしてくださいね。最近は男性の看護師がどんどんふえてきています。男子のみなさんも看護師をめざしてみては?
北原脳神経外科病院のホームページも見てくださいね。病院案内や中国でのプロジェクトなど、たくさんの情報がチェックできます。
http://www.kitaharahosp.com/
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