第43回
アニメクリエイター
ボブ・ピーターソン(Bob Peterson)さん
/ピクサー・アニメーション・スタジオ
1 『カールじいさんの空飛ぶ家』をつくったよ!

アメリカのアニメーション制作(せいさく)会社「ピクサー・アニメーション・スタジオ」(以下、ピクサー)で働いているボブ・ピーターソンです。
『トイ・ストーリー』や『トイ・ストーリー2』『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』など、さまざまなアニメづくりにたずさわってきました。今回は、これもまたとってもおもしろくでき上がった『カールじいさんの空飛ぶ家』という作品を通して、ぼくの仕事を紹介(しょうかい)したいと思います。
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おじいさんが冒険(ぼうけん)の旅へ!

時は流れ、2人は結婚(けっこん)。子ども時代、秘密基地(ひみつきち)にしていた古い家を自分たちの手で直し、わが家にしました。愛着のある家で、喜びも悲しみも分かちあいながら年を重ね、老夫婦(ろうふうふ)になっても愛情(あいじょう)に満ちた日々をすごしていた2人。ところが、エリーが病気で亡(な)くなり、カールはひとりぼっちになってしまいます。そのさみしさから、彼(かれ)は家に引きこもって人とふれあうこともない孤独(こどく)なおじいさんになってしまうんです。

そこでカールはある決意をかためます。78才にして、一生で一度の大冒険に出てみようと。そのやり方がすごいんです。かつて風船売りをしていた経験を生かして、わが家に無数の風船をくくりつけ、家ごと空高く舞(ま)いあがってしまうのです!
家が地面からはなれた瞬間(しゅんかん)、愛するエリーと夢(ゆめ)みた冒険の地をめざす旅が始まります。しかしこの旅は、想像(そうぞう)をこえる冒険へ、そして思いもよらない運命へとカールをみちびいてゆきます——。
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アメリカでは公開直後から大ヒット。『ファインディング・ニモ』と同じくらいの大人気となっています。世界三大映画祭の1つ、カンヌ国際(こくさい)映画祭ではアニメーション作品として、また3D作品として、史上初めてオープニング作品として上映(じょうえい)されるという栄誉(えいよ)に輝(かがや)きました。なかなかすごいでしょう? 制作にたずさわったぼくらは、とても誇(ほこ)りに思っているんです。
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