用意するもの
- せんたくのり(P.V.A)50mL
- 塩 大さじ2はい半
- プラスチックコップ
- マドラー
- ポリエチレンの手ぶくろ
実験方法
実験方法1
1

50mLのせんたくのりを、いれ物に入れる。せんたくのりは、液体(えきたい)P.V.Aまたは、ポリビニルアルコールと書いてあるものを使う。ちがう成分のものでは、かたまらないよ!
2

1に塩を大さじ1ぱい入れ、マドラーなど細いぼうで、とかすように、よくかきまぜる。
3

どろどろした、白とう明なかたまりができるので、つかみ出す。
ポリエチレンの手ぶくろをしよう。
4

水をしぼるように、ぎゅっとおし固める。一度かた手でにぎりしめるとよい。そして両手の指で、中心に向かって強くおそう(1分くらい)。
丸く形を整えたら、平らなつくえなどの上ではずませてみよう。
うまくいかないときは、次の“実験の方法2”でも試してみよう。
実験方法2
1

水100mLに、塩大さじ2はい半を入れ、ほとんどとけきるまで、よくかきまぜる。これで飽和食塩水(ほうわしょくえんすい)ができる。
2

実験方法1の1のせんたくのり50mLをいれ物に入れる。
3

2のせんたくのりを、1の塩水に静かに注ぐ。マドラーなど、細いぼうで静かにかきまぜる。そのうち、白とう明などろどろしたものが、ぼうにまとわりついてくる。
4

白とう明のかたまりを、形がくずれないように、ぼうから取る。塩水をしぼるように、中心に向かっておす。丸く形を整える。
※やわらかいときや、はずまないときは、1と同じ飽和食塩水を作り、ひとばん入れておこう。
P.V.A.と塩といっしょに、のり絵の具(ラメ入り絵の具)を少しまぜると、カラーボールができる。
せんたくのりと塩で、かたまりができた理由

せんたくのりの成分は、P.V.A.(ポリビニルアルコール)だ。P.V.A.は、水にとけていたが、塩に水をとられてしまい、とけていられなくなって、白いかたまりとなり、現われたのだ。水は、P.V.A.よりも、塩のほうと仲よしなんだ。
まとめ方
「スーパーボール」を作った手順や結果、感想を、写真や絵を使ってまとめよう。せんたくのりと塩とでかたまりができた理由を調べて、まとめてみよう。
「まとめ方のコツ 実験の例」を見てみよう
注意
- 実験は、必ずおうちの人といっしょにしよう。
- 実験前にこのレシピをしっかり読んで、まちがった手順で行わないようにしよう。
- 実験に使う材料は、おうちの人に用意してもらうこと。
- 直接アイスにふれる道具は、きちんとあらってから使おう。
- 氷や冷えた皿は直接手でさわらないようにしよう。手や指にくっつくと赤くなったり、はれたりすることがあるよ。
- まわりがぬれてもいい場所で実験しよう。
- 実験が終わったら、おうちの人といっしょに手や道具をきれいにあらい、しっかりあとかたづけをしよう。
- あらった道具は、きれいになったかどうかおうちの人にたしかめてもらおう。
- できあがったアイスはすぐに食べよう。
実験をするときの注意
実験をする前に必ずおうちの方といっしょに読んでね。
- 実験をするときは、必ずおうちの人に実験することを伝えておこう。
- 実験に使う材料(ざいりょう)や道具などは、使ってよいものかどうか、おうちの人ひとに確(たし)かめよう。
- 火や化学薬品、電気製品(せいひん)などを使うときは、かならずおうちの人といっしょにしよう。
- つまようじやフォーク、シャープペンシルのしんなど、先のとがったものを使うときは、けがをしないように気をつけよう。
- はさみやカッターナイフを使うときは、けがをしないように気をつけよう。
- むずかしい実験をするときは、おうちの人に手伝ってもらおう。
- 実験に使った食べ物などは、絶対(ぜったい)に口に入れないこと。
- 実験が終わったらきちんとあとかたづけをし、実験に使ったものを、家族が口に入れたりしないように気をつけよう。
- 実験で使ったものや作った作品は、小さい子の手のとどかない場所にしまうこと。
- 実験をしたあとは、必ず手をよくあらうこと。
協力:たばこと塩の博物館