どうしてかぜをひくの

ヒト

空気(くうき)は目(め)に見(み)えないので、中(なか)に何(なに)も入(はい)っていないように思(おも)うかもしれません。しかし、空気(くうき)の中(なか)には、ウイルスやバクテリアとよばれる病気(びょうき) のもとがたくさんただよっています。

このウイルスやバクテリアは、息(いき)をしたり、物(もの)を食(た)べたりするだけで、かんたんに空気(くうき)といっしょに体(からだ)の中(なか)に入(はい)ってきます。
ウイルスやバクテリアは、体(からだ)の中(なか)に入(はい)るとすぐに仲間(なかま)をふやそうとしはじめます。これがふえると、人間(にんげん)の体(からだ)は病気(びょうき)になってしまうのです。健康(けんこう)なときは、ウイルスやバクテリアをかんたんにおさえつけることができますが、体(からだ)が弱(よわ)っていて抵抗力(ていこうりょく)が弱(よわ)くなっているときには、これをおさえることができず、ウイルスやバクテリアは体(からだ)の中(なか)でどんどんふえ続(つづ)けるのです。
ウイルスやバクテリアが、もし鼻(はな)でふえていけば鼻炎(びえん)という病気(びょうき)になりますし、気管支(きかんし)ならば気管支炎(きかんしえん)、胃(い)なら胃炎(いえん)、腸(ちょう)なら腸炎(ちょうえん)という病気(びょうき)になります。このような病気(びょうき)のまだ軽(かる)い症状(しょうじょう)のときをかぜといいます。