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どうして血はひとりでに止まるの

どうして血はひとりでに止まるの

()血管(けっかん)(そと)()ると自然(しぜん)にかたまるようにできています。 けがをして()()てもしばらくすると()()まっています。

()(なか)には、わかっているだけでも13種類(しゅるい)もの()をかためるための物質(ぶっしつ)がふくまれています。 これらはふだんは別々(べつべつ)にされていて、出会(であ)わないようになっています。 ところが、血管(けっかん)がやぶれると、そのときだけそれらがまざりあって()をかためるものをつくり()していくのです。
()(なか)にあるいろいろな細胞(さいぼう)のひとつに、血小板(けっしょうばん)というものがあります。 この(なか)に13種類(しゅるい)()がかたまるための物質(ぶっしつ)のうちのひとつがかくされています。 血小板(けっしょうばん)はとてももろく、血管(けっかん)がやぶれて血液(けつえき)がとび()るようなときにショックでこわれてしまいます。 このとき(なか)(はい)っていた物質(ぶっしつ)()て、ほかのものとまざりあうというわけです。 まざりあうと、(いと)のようなものがつぎつぎにできてきて、からみ()い、それが血管(けっかん)のやぶれたところをふさいでいくのです。

おうちの(かた)

血液(けつえき)凝固(ぎょうこ)するための13種類(しゅるい)物質(ぶっしつ)は、血液(けつえき)凝固(ぎょうこ)因子(いんし)()ばれるもので、13種類(しゅるい)のうち、ひとつでも()けると血液(けつえき)凝固(ぎょうこ)しなくなります。 血友病(けつゆうびょう)という病気(びょうき)は、この13種類(しゅるい)因子(いんし)のうち特定(とくてい)のものが欠如(けつじょ)して()きるものです。

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