カエルにはどうしてへそがないの

そのときに、母親(ははおや)の体(からだ)から栄養(えいよう)を運(はこ)ぶためのパイプが、このへその緒(お)なのです。へその緒(お)のパイプは、赤(あか)ちゃんのへそのところにつながっています。このパイプのとれたあとがへそになるのです。
さて、カエルのへそですが、カエルは、赤(あか)ちゃんを卵(たまご)でうんでいます。そして、卵(たまご)からかえったオタマジャクシは、その後(あと)も、栄養(えいよう)をとりいれるへその緒(お)もなくひとりで成長(せいちょう)していきます。カエルの場合(ばあい)は、卵(たまご)の中(なか)の黒(くろ)くなっているところが栄養(えいよう)なのです。ここは、オタマジャクシの体(からだ)と一体(いったい)になっていて、直接(ちょくせつ)、栄養(えいよう)になるのです。したがって、カエルの赤(あか)ちゃんは、母親(ははおや)からの栄養(えいよう)をもらう必要(ひつよう)はありませんから、へその緒(お)も、またへそもないのです。