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どうして心ぞうはドキドキ音がするの

どうして心ぞうはドキドキ音がするの

あのドキドキという(おと)は、心臓(しんぞう)(なか)についている、「(べん)」がとじるときの(おと)なのです。(べん)というのは血液(けつえき)(なが)れを()める(はたら)きをする、ふたのようなものと(かんが)えてください。

心臓(しんぞう)というのは、(からだ)のすみずみにまで血液(けつえき)(おく)()すポンプの役目(やくめ)をしています。では、このポンプはどんなしくみになっているのか(かんが)えてみましょう。
たとえば、ストーブに石油(せきゆ)()れるポンプがあるとします。ポンプで石油(せきゆ)をすいこむとき、まず(した)のふたが()いて石油(せきゆ)をすいこみます。そして、そのふたは石油(せきゆ)をすいこみ()わるとすぐにしまってしまいます。つぎに、石油(せきゆ)(おく)()すときには、(べつ)のふたが()いて、石油(せきゆ)(べつ)(ほう)(なが)れていきます。このポンプは、ふたつのふたが()いたりしまったりしながら、石油(せきゆ)(おく)()しているのです。
心臓(しんぞう)も、この石油(せきゆ)ポンプと(おな)じようなしくみみになっています。心臓(しんぞう)(なか)にも、ふたつのふたがあり、これが(ひら)いたりしまったりしながら、血液(けつえき)(おく)()しているのです。
(なが)れた()がもどってこないようにこのふたは大急(おおいそ)ぎでしめなければなりません。パシッという(おと)がするほど(つよ)くしめているのですが、この(おと)が、ドキッと()こえているわけです。つまり、心臓(しんぞう)のドキドキは、心臓(しんぞう)のポンプのふたがしまる(おと)なのです。

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