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時間はどうやって決められたの

時間はどうやって決められたの

(わたし)たちは時間(じかん)とともに()きています。ふだん()っている、1時間(じかん)、2時間(じかん)というこの時間(じかん)は、いったい(なに)基準(きじゅん)にしているのかを(かんが)えてみましょう。

時間(じかん)は、地球(ちきゅう)回転(かいてん)、くわしく()うと地球(ちきゅう)自転(じてん)基準(きじゅん)にして()められたものです。地球(ちきゅう)回転(かいてん)します。このとき1回転(かいてん)するのにかかる時間(じかん)があります。この時間(じかん)をまず1(にち)()めます。
時計(とけい)のない大昔(おおむかし)(ひと)は、1(にち)時間(じかん)をはかるために(ほし)使(つか)いました。ある(ほし)(まった)(おな)(ところ)にふたたびやってくるまでの時間(じかん)をまず1(にち)()めたのです。
これをなぜ1(にち)()めたかは、それが一番(いちばん)自然(しぜん)であったからとしか()いようがありません。なぜなら、その(ほし)が2(かい)まわる時間(じかん)を1(にち)()めるより、1(かい)まわる時間(じかん)を1(にち)とする(ほう)自然(しぜん)だからです。
1(にち)時間(じかん)()まると、(つぎ)はその時間(じかん)をいくつに()けるかが問題(もんだい)になります。現在(げんざい)はこの1(にち)時間(じかん)は、24に()けられています。これも大昔(おおむかし)()められたことで、このときなぜ24というはんぱな数字(すうじ)にしたのかというのにも理由(りゆう)があるのです。
この24という数字(すうじ)は、12を2(ばい)した数字(すうじ)です。24の意味(いみ)()るためには、まず12という数字(すうじ)意味(いみ)()らなければなりません。大昔(おおむかし)人間(にんげん)(つき)()てカレンダーを(つく)りました。(つき)()()けをして、30(にち)ほどでもとにもどります。つまり、1か(げつ)(やく)30(にち)というのは、(つき)()てカレンダーを(つく)った大昔(おおむかし)(ひと)(かんが)えが(のこ)っているからなのです。
ところで、(やく)30(にち)()()けをくり(かえ)(つき)が、この()()けを12(かい)くり(かえ)すと、今度(こんど)は1(ねん)になるのです。大昔(おおむかし)(ひと)はこのことをちゃんと()っていました。したがって、ものごとの区切(くぎ)りとして、12という(かず)非常(ひじょう)重要(じゅうよう)だったわけです。
そして、()こくを()める(さい)、つまり1(にち)をいくつに()けるかというときに、この12という数字(すうじ)使(つか)ったのです。大昔(おおむかし)、メソポタミアに()んでいた(ひと)たちが、1(にち)を12時間(じかん)()けたのはこの理由(りゆう)だったのです。
ところが、エジプトに()んでいた(ひと)たちは、1(にち)(よる)(ひる)()けて、それぞれを12に()ける方法(ほうほう)をとりました。すると、(ひる)は12時間(じかん)(よる)は12時間(じかん)で、1(にち)合計(ごうけい)24時間(じかん)になるのです。

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