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1999年に地球がほろびるって本当

1999年に地球がほろびるって本当

まず最初(さいしょ)に、地球(ちきゅう)絶対(ぜったい)爆発(ばくはつ)することはありません。これは絶対(ぜったい)にまちがいありません。なぜ爆発(ばくはつ)することがないかについては、科学的(かがくてき)説明(せつめい)することが十分(じゅうぶん)可能(かのう)です。しかし説明(せつめい)すると(なが)くなるので、今回(こんかい)省略(しょうりゃく)します。

とにかく、地球(ちきゅう)爆発(ばくはつ)することは絶対(ぜったい)にないのです。
では(つぎ)に、地球(ちきゅう)がほろびるかどうかです。1999(ねん)人間(にんげん)がほろびるというのは、ノストラダムスの大予言(だいよげん)のことでしょう。これは(いま)から400(ねん)以上(いじょう)(まえ)、フランスに()むノストラダムスという(ひと)が、1999(ねん)人類(じんるい)はほろびると予言(よげん)したという(はなし)です。
もしみなさんが、ノストラダムスの予言(よげん)のことを()っているとしても、実際(じっさい)ノストラダムスが()いた予言(よげん)そのものを()んだことはないはずです。ノストラダムスの予言(よげん)というのは、(じつ)は「()」になっています。この()というのが、とてもわかりにくい()なのです。たとえば、1999(ねん)のことを予言(よげん)した()は、だいたい以下(いか)のような内容(ないよう)です。

1999(ねん)の7の(つき)
(てん)からおどろくほど強力(きょうりょく)大王(だいおう)がやってきて
アンゴルモアの大王(だいおう)をよみがえらせる
その前後(ぜんご)火星(かせい)はほどよく支配(しはい)するだろう

(なん)のこと()っているのかわかりますか?
つまり、ノストラダムスの大予言(だいよげん)というのは、この()意味(いみ)をいろいろな(ひと)解釈(かいしゃく)して、1999(ねん)人類(じんるい)がほろびると()っているわけなのです。しかし、この()()んだだけでは、とてもそのようになるとは(おも)えないのですが……。
この()()んで、1999(ねん)人間(にんげん)がほろびると(おも)った(ひと)は、そう(おも)えばいいでしょう。また、絶対(ぜったい)にそうは(おも)わないという(ひと)は、こんな予言(よげん)()にしなければいいのです。予言(よげん)とはそういうものではないでしょうか。

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