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どうしてものには名前があるの、いつごろだれがどうやって決めたの

どうしてものには名前があるの、いつごろだれがどうやって決めたの

いろいろなものの(なか)で、(いま)まで()(なか)になかった(あたら)しいものを発明(はつめい)したときのことを(かんが)えてください。発明(はつめい)したものは、(いま)までだれも()たことも使(つか)ったこともないものです。当然(とうぜん)名前(なまえ)もありません。

こんなときは、発明(はつめい)した(ひと)がその名前(なまえ)をつける権利(けんり)があるのはわかりますね。
ところが、()(なか)にあるものは、(あたら)しく発明(はつめい)されたものばかりではありません。(むかし)からあるものや、人間(にんげん)地球(ちきゅう)(あらわ)れる(まえ)から存在(そんざい)しているものもたくさんあるのです。したがって、それらのものは、いつだれがどのように名前(なまえ)をつけたのかということが(まった)くわからないのです。
たとえば、「(はな)はなぜ(はな)というのか」ということを本当(ほんとう)調(しら)べるためには、日本語(にほんご)のなかで、いつごろから(はな)のことを(はな)とよんでいたかということを調(しら)べなければなりません。ひとつひとつの言葉(ことば)について、この作業(さぎょう)をするのはなかなかできることではありません。そのために、それぞれの(もの)がどうしてそうよばれるのかを、簡単(かんたん)(こた)えることができないのです。
ただし、ある(もの)名前(なまえ)由来(ゆらい)調(しら)べるのは、このように大変(たいへん)でもおもしろい問題(もんだい)であることは(たし)かです。もし興味(きょうみ)時間(じかん)があればこれについて研究(けんきゅう)をしてみるのもおもしろいかもしれません。

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