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HAKUTO

2016年8月29日、会社や大学、ボランティアなど、民間の力だけで月に行く! 民間発の月面探査(げつめんたんさ)チーム「HAKUTO」のフライトモデルのデザインが発表された。
フライトモデルというのは、実際(じっさい)に打ち上げるモデルのこと。

HAKUTO フライトモデル

2007年、民間のチームで、月面にロボット探査機を送ることを競うコンテスト「Google Lunar XPRIZE(グーグル ルナ エックスプライズ)」が発表された。
ミッションは3つだ。
ミッション1は、民間で月にロボット探査機を着陸させること。
ミッション2は、着陸地点から500m以上移動(いどう)すること。
ミッション3は、高解像度(こうかいぞうど)の動画や静止画データを地球に送信すること。

優勝(ゆうしょう)チームには、2000万ドル、日本円で約20億円(1ドルが100円だとすると)がおくられるんだ。

しかし、月にロボット探査機を送るためには、打ち上げてくれるロケットを調達しなければならない。月面を走行するには、昼の表面温度100℃以上、夜は-150℃以下というきびしい温度環境(おんどかんきょう)の中、クレーターや岩石をさけながら走行しなければならないなど課題は山積みだ。

HAKUTOでは、ベンチャー、大学、プロボノとよばれるボランティアで活動する各分野の専門家(せんもんか)が、それぞれの得意なことを生かし合って挑戦(ちょうせん)している。2008年にこのコンテストにエントリーして、手さぐり状態(じょうたい)から、何度も何度も試作を重ね、3機のプロトタイプモデル、1機のエンジニアリングモデル、3機のプリフライトモデルをつくりながら開発を進めてきた。
そしてついに、2016年の8月、フライトモデルのデザインを発表したんだよ。

宇宙開発と聞くと、JAXAやNASAなど、国の予算と計画で行うものとイメージしてしまうけど、HAKUTOは国の援助(えんじょ)を全く受けないで、民間だけで宇宙開発を進めていて、 この挑戦(ちょうせん)の実現に向けて10億円を目標に資金を集めている。10億円もの大金をどうやって集めるの?と 思うかもしれないが、その多くを、この挑戦を応援したいという企業(きぎょう)からの支援(しえん)で補っているんだ。

今では、HAKUTOのプロジェクトを応援(おうえん)する人、会社がどんどん集まっているんだ。
みんないっしょに、このワクワクする挑戦に参加したいんだね!

企業からは、資金だけでなく、技術やノウハウについても提供(ていきょう)を受けているんだ。
そして、個人でも「HAKUTO SUPPORTERS CLUB」の会員になって応援することができるよ。

HAKUTOのローバーは、このフライトデザインをもとに、2017年1月までに月面を走行する実際のものをつくって、2017年中に月面へ向けて打ち上げられる予定だ。
みんな注目しよう!

HAKUTOの合言葉は、「『夢みたい』を現実に。」不可能に思える挑戦でも、仲間を集めて、努力して、アイデアを出し合えば必ず実現するはずだと考えているよ。

関連リンク
HAKUTOのエントリーから現在までの開発の歴史もわかる!
HAKUTO ウェブページ

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「HAKUTO SUPPORTERS CLUB」

日時にちじ: 2016ねん 11 がつ 4 11:00 | パーマリンク