しらべてみよう!
128億光年かなたの遠い銀河を発見?!宇宙の始まりとふしぎを調べよう。 もっともとおいぎんが

いまわかっている、いちばんとおくにある銀河ぎんがは、128おく光年こうねんかなたにある。去年きょねんすえ、「すばる望遠鏡ぼうえんきょう」が発見はっけんしたものだ。宇宙うちゅうは137億年前おくねんまえまれたというから、まだ誕生たんじょうもない銀河ぎんがだ。それを調しらべることで、宇宙誕生うちゅうたんじょうのなぞにせまることができるという。いったい宇宙うちゅうはどうやってまれたんだろう。いま宇宙うちゅうはどうなってるんだろう。宇宙うちゅうのなぞにせまってみよう。

もっととお銀河ぎんが出典しゅってんすばる望遠鏡ぼうえんきょう

宇宙うちゅう歴史れきしがつまった「星空ほしぞら

去年きょねん11がつに、ハワイにある「すばる望遠鏡ぼうえんきょう」が、128おく光年こうねんかなたにある銀河ぎんが発見はっけんした。いったい128おく光年こうねんってのはどれくらいとおいんだろう。
「128おく光年こうねん」の「光年こうねん」は、宇宙うちゅうをはかる距離きょり単位たんいであることは、っているかな。宇宙うちゅうはあまりにひろいので、この世界せかい使つかっているm(メートル)やkm(キロメートル)じゃぜんぜんりない。だから、ひかりが1ねんすす距離きょりを「1光年こうねん」として、それであらわすことにしたんだ。ひかりは1びょうやく30まんkmすすむ(地球ちきゅうやくしゅうはんする)。1ねんではなんと9ちょう4600おくkm。だから、128おく光年こうねんっていうのは………。なんだかとおくなりそうだね。

さて、じつ太陽たいようからのひかりも8ぷん19びょうかかってる。いまている太陽たいようは、やく8ぷんまえ姿すがたっていうわけなんだ。すると、128億年おくねんかなたにある銀河ぎんがっていうのは、128億年前おくねんまえ銀河ぎんがってこと?そう、そのとおり。今夜こんやそらえているほし々は、いま、この時間じかん姿すがたでじゃない。それぞれのほしまでの距離きょりぶん時間じかんをさかのぼった姿すがただ。つまり、星空ほしぞらるってことは、宇宙うちゅう歴史れきしそのものをてるってことになるわけ。
宇宙うちゅうは、いろいろな観測かんそくなどのデータから、まれてやく137億年おくねんたっているといわれている。すばる望遠鏡ぼうえんきょう発見はっけんした銀河ぎんがは、128おく光年こうねんまえ宇宙うちゅう歴史れきしからたら、宇宙うちゅうまれてまだあいだもないころの銀河ぎんがってことになるね。

ひかりられないブラックホール、太陽たいようの100ちょうばいのエネルギーをすクェーサー

ブラックホールのイメージ)

ブラックホールのイメージ
出典しゅってんつくばエキスポセンター

宇宙うちゅうには、さまざまなほし銀河ぎんががある。太陽たいようのようなひかりしているほし(「恒星こうせい」こうせい)は、時間じかんがたつと、巨大きょだいな「赤色巨星せきしょくきょせい」っていうのになる。太陽たいようも、50億年おくねんさきにはおおきくなって、地球ちきゅうをのみこんじゃうんだって。
なかには、その大爆発だいばくはつこすほしもある「超新星ちょうしんせい」。ある突然とつぜん宇宙うちゅうかがやきだすから、人間にんげんてもわかるくらいになる。歴史上れきしじょうでも記録きろくのこってるほしがあって、たとえば、1054ねん爆発ばくはつした超新星ちょうしんせいは、平安時代へいあんじだい藤原定家ふじわらのていか日記にっき明月記めいげつき」にのこしてる。いまは「かに星雲せいうん」となってて、秒速びょうそく1000kmでひろがってるんだ。
アニメなどでもよく登場とうじょうする「ブラックホール」は、重力じゅうりょく引力いんりょく)がつよすぎてひかりさえられないほしだ。だから、そのすがたを直接ちょくせつることはできないけど、そばにあるほしなどの天体てんたいから、ものすごいちからでガスや星間物質せいかんぶっしつをすいよせるため、その「まわりの天体てんたい」を観測かんそくすることで、そこに「ブラックホールがある」ことがわかるんだ。「白鳥はくちょうX-・」や、「銀河ぎんが中心核ちゅうしんかく銀河系ぎんがけい中心部分ちゅうしんぶぶん)」で実際じっさい観測かんそくされているよ。
「クェーサー」という、太陽系たいようけいくらいのちいさな天体てんたいなのに、銀河ぎんがの100ばいものエネルギーをしている、ふしぎな天体てんたいもある。ほとんどが数十億すうじゅうおく光年こうねん以上いじょうとおくにあるので、宇宙うちゅうのはじめのころにあった、まれたばかりの元気げんき銀河ぎんがだといわれている。中心ちゅうしんにある巨大きょだいなブラックホールが、つよいエネルギーを生み出うみだしているんだって。

宇宙うちゅうはどんなふうになってる?

宇宙うちゅうっていうと、ほし銀河ぎんががまんべんなくちらばっているっていうイメージがあるとおもうけど、じつはそうじゃないことがわかってきた。
地球ちきゅうは、太陽たいようとそのまわりをまわっているほかの天体てんたいとともに、太陽系たいようけいなかにあるね。その太陽系たいようけいのある銀河ぎんがは「銀河系ぎんがけい」ってばれていて、直径ちょっけいやく10まん光年こうねんもある。銀河系ぎんがけい円盤えんばんかたちをしてるってことは、18世紀せいき後半こうはん、ハーシェルが天の川あまのがわ調しらべて発見はっけんしたんだよ。
この銀河ぎんがは、さらに数十個すうじゅっこから数千個すうせんこ銀河ぎんがあつまって、銀河団ぎんがだんというグループをつくっている。そのおおきさは直径ちょっけい1000まん光年こうねんほどだ。しかしこの銀河団ぎんがだんも、さらに超銀河団ちょうぎんがだんばれているグループをつくっている。そのおおきさは直径ちょっけい1おく光年こうねんほどだ。とおくなるほどのおおきさだね。
そして、こんないくつもある超銀河団ちょうぎんがだんどうしが、スポンジのあわのようにつながっていて、そのあいだには、銀河ぎんがなどがない空間くうかんがあるんだって。これを銀河ぎんが大規模だいきぼ構造こうぞうっていうんだ。地球ちきゅうのまわり、10おく光年こうねんは、こんなかんじで宇宙うちゅうひろがっているんだよ。

宇宙うちゅうはまた、どんどんひろがってるという。
1929ねん、アメリカのハッブルが、とおくにあるほし銀河ぎんがが、とおくにあるほど地球ちきゅうからどんどんはなれているってことを発見はっけんしたんだ。ということはつまり、時間じかんをぎゃくにさかのぼると、宇宙うちゅうはむかしちいさかった、ってことになる。
ここから、宇宙うちゅうのはじまりはちいさな高温こうおん火の玉ひのたまで、それが大爆発だいばくはつしていま宇宙うちゅうができた、というかんがえ(ビッグバン理論りろん 1948ねんガモフ)がてきた。
はるかとおくのほし銀河ぎんがは、ひかりちか速度そくどでわたしたちからとおざかってる、なんだかすごいはなしだね。

宇宙観測うちゅうかんそく進歩しんぽと、あらたなるなぞへの挑戦ちょうせん

いま宇宙うちゅう観測かんそくするためのいろいろな機器ききが、地上ちじょう宇宙空間うちゅうくうかん活躍かつやくしている。「すばる望遠鏡ぼうえんきょう」やヨーロッパの「VLT(超大型ちょうおおがた望遠鏡ぼうえんきょう)」(ヨーロッパ南天なんてん天文台てんもんだい)、また、宇宙うちゅうからうつくしい天体写真てんたいしゃしんをたくさんおくってくれた「ハッブル宇宙うちゅう望遠鏡ぼうえんきょう(NASA)」、去年きょねん打ち上うちあげられたNASAの赤外線せきがいせん宇宙うちゅう望遠鏡ぼうえんきょう「SIRTF(Space Infrared Telescope Facility)」、日本にほん電波望遠鏡でんぱぼうえんきょう衛星えいせい「はるか」など、むかしとはくらべものにならないほどたくさんの宇宙うちゅう情報じょうほうおくってきてくれている。
また、コンピュータの発達はったつで、銀河ぎんが同士どうし衝突しょうとつするとどうなるか、なんてことをシミュレーションする研究けんきゅうおこなわれてる。宇宙うちゅう精密せいみつ地図ちずつくろうっていうこころみ(「SDSS(Sloan Digital Sky Survey)」)もされてる。

しかし、技術ぎじゅつ発達はったつは、ぎゃくにあたらしいなぞも発見はっけんした。
たとえば「ダークマター(暗黒物質あんこくぶっしつ)」。銀河ぎんがおもさを計算けいさんしてみたら、ほし星雲せいうんなどのおもさを合計ごうけいしたおもさよりより、なぜかずっとおもくなってしまったんだ。えないなにかが、宇宙うちゅうには大量たいりょうにあるらしい。ブラックホールや、ひかりさないほしといったものだとかんがえられたけれど、それではないという。ではいったいなにがあるんだろう?

人間にんげん宇宙うちゅうのことを研究けんきゅうはじめたのは、地球ちきゅう宇宙うちゅうとしからればまだつい「最近さいきん」だ。宇宙うちゅうがどうやってまれたのか、どうしていま宇宙うちゅうのようになってるのか、いろんなせつ発表はっぴょうされているけれど、どれが真実しんじつなのか、まだ十分じゅうぶんにはわかっていない。
ふゆんだ夜空よぞらかがやほしひかりは、何万なんまん光年こうねん何億なんおく光年こうねん、そして128おく光年こうねんのかなたからとどいてる。とお宇宙うちゅうほし々なぞをとくのは、きみかもしれないね。

しらべたいのおすすめぼん
がっけんまんが しんひみつシリーズ うちゅうのひみつ

学研がっけんまんがしんひみつシリーズ 宇宙うちゅうほしのひみつ

太陽たいよう地球ちきゅうつき、そのほか太陽系たいようけい惑星わくせいのひみつはもちろん、ほし一生いっしょう中性子ちゅうせいしせいやブラックホールのしくみ、銀河ぎんが構造こうぞう宇宙うちゅう全体ぜんたいはじまりからわりまで、最新さいしん情報じょうほうもとづいた、宇宙うちゅうかんするありとあらゆる情報じょうほう満載まんさいしています。

おまけに調べちゃおう! 画像がぞう最新さいしん天文てんもん宇宙うちゅう・NASA情報じょうほう

今年ことしにはいってすぐ、NASAの火星探査機かせいたんさき「スピリット」から、きれいな火星かせい写真しゃしんおくられてきた。NASAのホームページでは、こういった最新さいしん映像えいぞうが、毎日まいにちのようにのっている。それをピックアップ、ちいさな画像がぞうにしてならべてくれているのが、このページ。
宇宙うちゅう写真しゃしんはどれもとってもうつくしい。それが、そらのかなたに、本当ほんとうにある映像えいぞうだってかんがえると、なんだか気持きもちがひろくなったがするね。ともかく、るべし。

アインシュタインの相対性理論そうたいせいりろん TACラボ

「ブラックホール」のことを調しらべると、かならてくるのが、「相対性理論そうたいせいりろん」だね。20世紀せいき最大さいだい発見はっけんなんていわれているけど、ともかくむずかしいこと、っておもってるひとおおいよね。このページは、その相対性理論そうたいせいりろんを、わかりやすく説明せつめいしようとしたページなんだ。わかりやすいアニメや、たくさんのれいがあるから、いままでダメダメ、とおもっていたひとも、ぜひ挑戦ちょうせんしてみよう。

ほし人々ひとびと

ページの作者さくしゃがとった天文てんもん写真しゃしんが、たーーーっぷりあるページ。デジカメが発達はったつして、アマチュアでもきれいな写真しゃしんがとれるようになったんだって。「デジカメ天体てんたい写真術しゃしんじゅつ」に、そのコツが紹介しょうかいされているよ。写真しゃしんをみるだけじゃすまなくなってしまったひとは、ここを自分じぶんでとってみよう。

調べ隊リンク集 国立こくりつ天文台てんもんだいハワイ観測所かんそくじょのホームページ(すばる望遠鏡ぼうえんきょう

すばる望遠鏡ぼうえんきょうによって発見はっけんされた、いろいろな宇宙うちゅうのニュースがいっぱい

夕日ゆうひミュージアム― そらひかりのはなし ―

夕日ゆうひギャラリーには、夕日ゆうひのすてきな写真しゃしんがたくさん。

アストロアーツ

天文てんもん情報じょうほうがたっぷり。今夜こんや星空ほしぞらのこともわかるよ。

超新星ちょうしんせいホームページ

超新星ちょうしんせいのことならなんでもわかるページ。きみにも超新星ちょうしんせいがさがせるかも。

つくばエキスポセンター

ほしのしおり」に、宇宙うちゅうのことが、わかりやすいイラスト使つかいって説明せつめいされてるよ。

しつもん! Dr.ユニバース

みのまわりのことから宇宙うちゅうまで、いろいろな質問しつもんこたえてくれるページ。
TBS Cat Chat

道楽どうらく娯楽ごらく情報じょうほうきょく

天文てんもん関係かんけい」に、銀河系ぎんがけいない連星れんせいブラックホール候補こうほせいのリストがあるよ。

SDSS Sloan Digital Sky Survey

宇宙うちゅう地図ちずつくるプロジェクトのページ。宇宙うちゅうのしくみについてのくわしいはなしがいっぱい。


.