データで読み解く、子どもとスマホ

第9回 SNSの年齢制限を知っていますか?

大人も子どももSNSでのコミュニケーションが当たり前になりつつあります。でもちょっと待って! そのSNS、年齢制限はありませんか?

このシリーズの第2回で紹介したとおり、小中学生のスマホ利用者が利用するサービスで、「コミュニケーション」は小学生3位 (43.9%)、中学生1位 (80.3%)と上位に入っています。※1  ここでいう「コミュニケーション」とはメール、メッセンジャー、ソーシャルメディアなどを利用すること。※2

ここで保護者世代と子ども世代で異なるのはメールとSNSの位置付けです。若い世代の文字コミュニケーションは既にメールからSNSに移行しています。総務省の調査では、10代と20代ではSNSの利用率はメールの利用率を上回っていますし、利用者の平均時間でもSNSのほうが長くなっています。

一方で、30代・40代ではメールの利用率のほうがSNS利用率よりも高く、保護者世代ではメールの利用が根強いことがわかっています。※3


平成26年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査(総務省情報通信政策研究所)

子どもたちにとってコミュニケーションをするにあたってもっとも身近なサービスは、メールではなくてソーシャルメディア(SNS)であることを、保護者世代はよく知っておいたほうがいいでしょう。

LINE以外の主要SNSは13歳から

さてここで保護者の皆さんに注意しておいていただきたいことがあります。それはSNSの年齢制限について。実は、LINEをのぞく主要なSNSでは、13歳未満の子どもの利用を禁じているのです

15~19歳のスマホーユーザーの人気サービスである「LINE」「Twitter」「Facebook」「Instagram」「Vine」「MixChannel」の6サービスで、年齢制限についてみてみましょう。※4


おもなSNSの年齢制限

LINE

特に年齢による制限は設けられていません。ただし、ID検索は18歳以上でないとできないように機能が制限されています。

Twitter

「Twitterのサービスは13歳未満のお子様を対象としたものではありません。」と明記されています。13歳未満の子どもは保護者の同意なくTwitterに個人情報を提供することができません。※5

Facebook

「Facebookに登録するには、13歳以上である必要があります。」と明記されています。※6

Instagram

「本サービスの利用者は、少なくとも13歳に達している必要があります。」と明記されています。※7

Vine

特に年齢による制限は設けられていませんが、スマホアプリのダウンロードはAndroid: 12歳以上、iOS: 17歳以上からとなっています。※8

MixChannel

特に年齢による制限は設けられていません。

いかがでしょうか。13歳未満の子どもの利用を認めていないサービスが多いことに驚かれたかたもいるのではありませんか? 制限をかけているサービスでは、13歳未満であることがわかれば、アカウントの停止や即時削除をするということも規約に書かれています。「SNSは13歳未満の子ども向けのサービスではない」とサービス提供側は認識している、ということがおわかりいただけるかと思います。

13歳未満、すなわち小学生のうちはSNSの利用は控え、もしどうしてもする必要があるという場合には、「保護者といっしょに」を徹底してください。

※1
平成27年度 青少年のインターネット利用環境実態調査【概要】(内閣府)
※2
平成27年度 青少年のインターネット利用環境実態調査(内閣府)
第II部 調査の結果 第1章第1節より
※3
平成26年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査(総務省情報通信政策研究所)
※4
株式会社ジャストシステム
「10代限定! SNS利用実態調査」
Vine、MixChannelのサービス内容については連載第7回も参照
※5
Twitterプライバシーポリシー
※6
Facebookヘルプセンター
https://www.facebook.com/help/345121355559712
https://www.facebook.com/help/263149623790594
※7
Instagramヘルプセンター 利用規約
※8
Vineアプリの情報
https://play.google.com/store/apps/details?id=co.vine.android&hl=ja
https://itunes.apple.com/jp/app/vine/id592447445?mt=8
渡邉純子(コドモット)(わたなべじゅんこ)
株式会社コドモット代表取締役社長。
NTT在籍時代の2001年、子ども向けポータルサイト「キッズgoo」を立ち上げ、同サイトでデジタルコンテンツグランプリ・エデュテイメント賞受賞。独立後は小学生向けのコンテンツを中心に、企業の子ども向けWebサイトや公共団体の子ども向けツールなどの企画制作を数多く手がける。一男一女の母。