隈研吾氏デザインの「サニーヒルズ」で、建築家の仕事を調べてみました!

小学校の「総合」の授業で、「興味がある将来の仕事について調べる」という宿題が出たという息子(小6)。母の時代と違い、最近は小学生からキャリア教育を意識することに驚きました。

選んだ職業は「建築家」。日本の建築家や作品について知りたいというのでいっしょに調べてみました。子どもにとって身近に感じられる日本の建築家ってだれだろう? そう考えたときに浮かんだのは隈研吾さん。

4年後の東京オリンピックで使う新国立競技場のデザイン案が採用された人だよ、と伝えると、「あー、あのA案の人」と思い出したようす。

隈さんの経歴や代表的な作品などを調べたあと、せっかくだから何かひとつ作品を見にいこうと提案。サントリー美術館、根津美術館、歌舞伎座などなど、有名建造物がズラリとリストに並ぶなか、息子が選んだのは、表参道にある台湾のパイナップルケーキ店の「サニーヒルズ」。特徴的なデザインの外観もさることながら、店内でパイナップルケーキが無料で試食できることがポイントになったようです(笑)。

日本の伝統的手法、「地獄組」とは?

後日、カメラを持ってさっそく訪問。表参道駅から徒歩6分、住宅街の一角にひときわ目をひく、木を使った斬新なデザインの建物発見。


パイナップルをイメージしたという、ヒノキ材を使った外観

本店は台湾で人気のパイナップルケーキ店です

3階建ての建物の入口には受付の方がいて「試食していきますか?」と、にこやかに声をかけてくれました。

試食スペースが空くのを待っている間、写真を撮りまくる息子。

「宿題なんです。」と伝えると、この建物のデザインの一番の特徴、「地獄組」について教えてくれました。

地獄組とは、日本の伝統的な木組みの手法で、一度組むと二度とはずれないことから「地獄組」という名前がついたそうで、清水寺の舞台などでも使われているとか。

接着ざいも釘も使わず、木と木を組み合わせるだけ。先人の知恵ですね! サニーヒルズは外観も店内も、地獄組を組み上げて作られた不思議な空間です。


地獄組に囲まれた階段を上りカフェスペースへ

ほどなくして2階のカフェスペースに案内され、冷たいお茶とパイナップルケーキが運ばれてきました。

地獄組の木々の間から外の光が優しく差し込んで、森の中にいるような気分でほっこり。やっぱり木はいいね、とリラックス。


ケーキは上品な甘さです

試食だけなのにゆったり過ごせるカフェスペース

トイレには生け花ならぬ、生けパイナップル。こだわりを感じます。

ケーキを食べながら、自分だったらこんな家に住みたい、あんな家に住みたいと、他愛のない話がはずみます。建築の難しいことはまだわからなくても、建物は、そこを使う人が居心地よくいられること、使う人の気持ちが想像できることが大事、ということがなんとなく息子にも実感できたかな。

さて、試食だけして帰る人もいるけれど、店内では販売もしています。せっかくなので1箱5個入りを購入(1500円)。参考のために3階も見学してから、店を出ました。

隈研吾さんのアドバイスを参考に!

帰宅後、もしかして、と思い調べたら、学研キッズネットの「未来の仕事を探せ」のサイトで建築士がありました。偶然にも特集ページには隈研吾さんのインタビューもあり、建築家をめざすなら

  1. いろんな建物を見てみること
  2. 人とのコミュニケーションや建築が生まれる背景を理解するには、数学、美術だけではなくて国語や社会の勉強も大事

というアドバイスが!

芸術の秋だし、今年は都内にある国内外の有名建築家がデザインした建物を見て歩くのもよいかも、などと母は思うのでありました。

記事を読んだ息子はというと、「国語も社会も必要なのかあ~。」とがっかり!? そう、道のりは長いのだ。勉強したことはすべてつながる。がんばってね!

 

サニーヒルズ(Sunny Hills)
http://www.sunnyhills.com.tw/index/ja-jp/

学研キッズネット 未来の仕事をさがせ「建築・土木・製図・インテリア」の仕事
https://kids.gakken.co.jp/shinro/shigoto/occup/type/07.html

特集ページ 第42回「建築家」
https://kids.gakken.co.jp/shinro/shigoto/special/42/42_01.html

COCO
埼玉県在住。

生きもの観察とゲームが好きなのんびり長男(中2)とバスケに明け暮れるアクティブな娘(小6)の母。
「何事もやってみなければわからない。」をモットーに子育て中。