親子で秋祭りに参加して気づいた、地域活動のメリット


地域活動の拠点となる町会会館。

わが家が住む町には町内会と子ども会があり、季節ごとにさまざまな行事が催されます。

お正月のもちつき大会に始まり、夏休みのラジオ体操や秋祭り、クリスマス会。主催するのは町内会と子ども会で、小学生の子どもを持つ親は、一度は子ども会の役員をすることになっています。

仕事を持つ親にとっては、休日がつぶれてしまうのはしんどいこともありますが、先日親子で秋祭りに参加して、地域活動に参加することには、親にも子どもにもたくさんのメリットがあることを感じました。

日本の伝統文化を体験できる

小さいころから音楽が好きで、リトミックやピアノを習ってきた息子(小5)は、地域活動のなかでもとくに和太鼓がたたける秋祭りを楽しみにしています。

毎年プロの先生が教えにきてくれて、小学校低学年のうちは「ドンドンドン、ドドンガドン」という基礎的なたたき方を習います。高学年になると希望者は「ドンドンドン“カラカッカ”ドドンガドン」というマスターコースを習うことができます。全部で4回の練習日があり、息子は最初1日しか希望しなかったのですが、マスターコースを教えてもらったことで火がつき、結局全日練習に参加しました。待ちに待った秋祭り当日には、自信をもって練習の成果を発表できたと思います。

和太鼓を楽しむことで、自然に日本の伝統文化に触れることもできているのだと思います。2020年には東京オリンピックをひかえ、たくさんの外国人が訪れます。そんなとき、和太鼓をきっかけに、日本文化を紹介できるような機会があったら良いですよね。


やぐらの上で和太鼓をたたく息子。

学年を超えて助け合う、兄弟体験ができる

アンパンマン音頭、きよしのズンドコ節などの曲に合わせて、子どもたちが交代で和太鼓をたたきます。交代のときに、前にたたいている子とタイミングを合わせないと、つなぎが不自然になります。うまく息を合わせようと、子ども同士連帯感が生まれるようです。

秋祭りではおみこしをかつぎます。背の小さい下級生はなるべく負担がかからない場所にしてあげて、上級生は精一杯がんばってかつぐなど、ひとりっ子の息子が、兄弟同士助け合うような体験ができるのも、地域行事のメリットだと思います。

学年を超えて助け合う、兄弟体験ができる
さあ、おみこしスタート!

親もご近所さんの知り合いができる

秋祭りでは、夫婦で焼きとうもろこしを担当しました。

息子が小学3年のときに子ども会の役員をやってからは、親もほぼ毎回季節行事の手伝いをしています。ふだんは、ほとんど接点のない年配の方に、町会会館の大鍋がある場所とか、とうもろこしの下準備などいろいろなことを教わりながら準備を進めます。その間、「会館で土日に刺繍教室があるよ」とか、「○○さんが将棋を教えてくれるよ」とか楽しい情報をゲットできることも。

息子は、しばらくの間その方に将棋を教わっていました。平日帰りの遅いパパは、ご近所づきあいなんてほぼない状態でしたが、意外と楽しそうにやっている姿が微笑ましかったです。


夫婦で焼きとうもろこしを担当。火加減は大丈夫?

ご近所さんに子どもを見守ってもらえる

ご近所さんに顔見知りができると、子どもを見守ってくれる目が増えるのがとても安心だなと感じます。

教育委員会からしばしば不審者情報が一斉メールされることがあり、そんなときは子どもの登下校が心配になります。でも、子どもの顔を知っている方が多ければ、不審な状況を目撃したら声をかけてくれるなど、子どもの安全性がより高くなるということですよね。

地震などの災害時は、ご近所での助け合いもスムーズになると思います。今回の秋祭りやこれまでの地域行事に参加してみて、地域活動には親子ともどもたくさんのメリットがあることを感じています。


おばあちゃんにほめてもらってご満悦な息子。
永瀬紀子(ながせのりこ)
神奈川県在住・40代
夫と息子(中1)と3人暮らし。
グッピーを飼っている水槽に透明な小エビを投入。コケ対策のために追加したのですが、エビたちのかわいい動きに目が離せません!