〜ヒラからPTA会長まで〜 PTAひととおりやってみた

第12回 やるぞ文化部! 2つの行事を成功させよう

第12回 やるぞ文化部! 2つの行事を成功させよう

絵手紙の講習会、大成功!

6月、文化部の最初の行事を開催しました。PTA会員を対象とした絵手紙の講習会です。参加費500円を徴収することで、画材や和紙などの材料費と講師謝金をひねり出しました。

講師のご厚意により、絵の具などの画材は講師が持参し、講習会で使った分だけを材料費として支払うようにできたため、第1回PTA運営委員会で承認された予算金額よりも大幅に支出を抑えることができました

おかげさまで、絵手紙講習会は大成功!

当日は会報部の部員がPTA会報の取材に訪れ、参加者の絵手紙作品や講習会のようすをカメラに収めていました。会報部は学校行事やPTA活動を取材し、PTA会報を発行するのが仕事です。わたしの学校では前期・後期の年に2回、A4カラー20ページの会報を発行していました。

会報部いわく、これからも文化部の行事は全て取材させて欲しいとのこと。わたしたちとしてもPTA会報で文化部の活動をPRしてもらうのはありがたい限りです。これをきっかけに、文化部と会報部の部員どうしが言葉をかわすようになり、PTAの横のつながりができました。

バザーに向けて部員が活躍

さあ、次は9月に開催するバザーの準備です。

わたしの学校では9月の土日の2日間で文化祭があり、PTAバザーは文化祭2日目の午後に行なわれます。そこで、7月~8月にかけて販売する品物を集めたり、保護者による手作り品を作ったりして活発に活動します。

わたしの学校には同窓会とは別にPTAのOBOG会があり、学校や現役のPTA会員とゆるやかに交流していました。 文化祭にはこのOBOG会も参加し、わたしたちと同じ会場でバザーを行なうのが恒例とのこと。バザー担当の副部長とわたしは、事前打ち合わせをするため、OBOG会の会合へと足を運びました。

PTA委員は原則1年交代ですが、OBOG会の先輩方は毎年バザーを経験している固定メンバーが多かったため、会場のようすなどを細かく教えてもらうことができて助かりました。

そこでわかったことは、シルバー世代を中心とした地域の方々がバザーを楽しみにしていて、毎年長蛇の列ができるということ。そんなに人気があるとは知らなかったので、わたしは驚きました。

困ったことに、校舎の構造上どうしても、列が長くなると階段に並ぶことになってしまいます。これまでは列の整理や会場への誘導を人海戦術で乗り切っていたようですが、来客の安全確保が大きな課題だとわかりました。

副部長が、このことをバザー担当の部員たちに相談したところ、ある部員から「整理券を配ろう」というアイデアが出され、「こういうことは得意だから任せて」と、階段に人が並ばずにすむしくみを考えてくれました。

さらに部員どうしで話し合って整理券に改良を加え、パソコンでデザインし、時間帯ごとに色分けされた素晴らしい整理券ができあがりました。

この間、わたしは一切出る幕なし! 頼もしかったです。

PTAバザー、全品完売

バザー担当の仕事はまだあります。手作り品は毎年人気があるため、部員たちが布を使ってペンケースやブックカバーなどを作りました。
また、副部長自身が「あまり針仕事は得意ではない」とのことで、針を使わずにラインストーンを接着して作る髪飾りも手作り品として製作しました。じつはわたしも針仕事は苦手。なるべくストレスフリーに活動して欲しいと望んでいたので、副部長の考えには大賛成です。

生徒を通じてお便りを配布して日用品などを集め、小学生以下の子どもたちが買い物を楽しめるよう、文房具やオモチャ類で「10円コーナー」を設置するなど企画が進みます。

準備のために集まったり、自宅で作業したりしてバザー部員たちは忙しかったと思いますが、おかげで混乱もなく、楽しい雰囲気でバザーを開催することができました。


部員たちが製作した小物や髪飾りの品々

整理券の導入によって、心配していた階段の行列はなくなりました。
また、なるべく多くの人にバザーを楽しんでもらえるよう、早い時間帯は購入できる点数に制限をもうけ、途中からその制限をなくし、さらに時間を追うごとにどんどん値下げをしていきました。

部員たちの活躍によって品物は完売! とてもうれしい結果になりました。

これまでは楽しく参加していただけの文化部の行事。開催する側になってみると、安全面への配慮や費用、PTA委員のやりがいや負担などを考えながら進める大事な役割なのだとあらためて実感しました。

さあ、次はいよいよ講演会です。

梅本真由美(うめもとまゆみ)
サイエンスライター。
長野県出身。NTT勤務を経てNTT系列の広告代理店で編集・マーケティング・企業向けWebページの企画制作などを担当。結婚後は専業主婦となる。2002年、 「天文台マダム日記」の公開がきっかけでライターに転身、朝日新聞・天文雑誌などに執筆多数。現在、月刊星ナビにて「天文台マダムがゆく」、国立天文台の公式サイトにて「天文台マダム VERAに夢中!」を連載中。