〜ヒラからPTA会長まで〜 PTAひととおりやってみた

第17回 PTA会長の仕事

第17回 PTA会長の仕事

PTA会長としての日々がはじまりました。具体的にPTA会長にはどんな仕事があるのでしょうか。

組織の「顔」として

PTA会長に着任したわたしは、前PTA 会長から具体的な仕事内容について引き継ぎを受けました。わたしの学校では、学校内におけるPTA実務の仕切りを主に副会長が担当し、PTAの顔としての対外的な活動は、主に会長が担当していました。

対外的な活動には、入学式・卒業式・周年記念行事などへの出席、学校行事の際などの来賓対応、同窓会幹部やPTAのOBOG会との交流などがあります。また他校からPTAあてに周年記念行事などの招待状が届いた場合は会長が出席します。
PTAとして校長と連絡を取り合うのもわたし。緊急時には、わたしのスマホが校長とのホットラインになるわけです。

わたしの学校は自治体や全国のPTA連合会(いわゆる「P連」)には加入していませんが、公立中高一貫校どうしの連絡会に参加しており、年に2回開催される意見交換会などで交流をはかっています。この意見交換会に出席したり、連絡会のメンバーとやり取りしたりするのもわたしの仕事です。

学校内における顔としての仕事は、PTA会報誌への執筆、PTA行事やPTA運営委員会などにおける冒頭の会長あいさつがあります。わたし流のスタイルとして、スピーチをなるべく短く、簡素にするよう心がけました。

学校運営連絡協議会協議委員および評価委員を兼務

PTAの活動とは別になりますが、わたしは学校運営連絡協議会の協議委員と評価委員を兼務することになりました。学校運営連絡協議会とは、学校の運営に関して話し合うために置かれる組織で、協議委員は校長、副校長、経営企画室長、主幹教諭などの内部委員と地域の有識者、保護者、関係諸機関の方々などで構成されます。また、学校評価を行なうため、学校運営連絡協議会のなかに、校長が選任した委員による「評価委員会」を置いています。

わたしの学校では、これまでPTA会長と副会長が保護者の代表として協議委員と評価委員の両方を引き受けているとのことだったので、わたしの代でもそのようにしました。学校運営連絡協議会および評価委員会では、年に数回会議を開き、学校の運営方針や評価について意見を求められます。つまりは学校の運営に関わる立場ともいえるわけで、身が引きしまる思いがしました。

本部役員は一心同体

会長の仕事のひとつに「役員会の開催」があります。役員会は本部役員9名が集まってPTAの運営について話し合う会議で、必要に応じて集まりました。開催場所は学校です。わたしの学校には保護者が使うための専用の部屋があり、PTAの会合などで便利に使うことができたので助かっていました。

役員会では、PTA運営委員会の議事進行の下準備、副会長のもとに寄せられたPTAへの質問や、委員から相談された内容などがあれば共有し、解決策を話し合っていきます。

PTA総会のスピーチで「この学校のPTAでは、できる人ができるときにできることをすればいい」と話したように、わたしはPTA活動のイメージや活動そのものができるだけ負担にならないことを願っていました。そのため、手順の中でシンプルにできるものはなるべく簡素化したいと考えており、本部役員も同じ考えだったので、解決策を話し合う際、「シンプル」「簡素化」といったキーワードが、わたしの代の本部方針のような雰囲気になってきました。

副会長、会計、書記、会計監査(庶務担当を兼務)それぞれが担当の仕事をテキパキすすめてくれたので、役員会の進行はいつもスムーズでした。とくに副会長とは一心同体といって良いほど、行動をともにしました。

顔をあわせる機会が多く、必要なことはなんでも話し合っていたので、本部役員とはチームのように打ち解けてきました。学校で顔をあわせると自然と笑みがこぼれる仲間の存在はとても心強く、わたしのPTA活動に自信と安心感を与えてくれたのでした。

梅本真由美(うめもとまゆみ)
サイエンスライター。
長野県出身。NTT勤務を経てNTT系列の広告代理店で編集・マーケティング・企業向けWebページの企画制作などを担当。結婚後は専業主婦となる。2002年、 「天文台マダム日記」の公開がきっかけでライターに転身、朝日新聞・天文雑誌などに執筆多数。現在、月刊星ナビにて「天文台マダムがゆく」、国立天文台の公式サイトにて「天文台マダム VERAに夢中!」を連載中。