売り切れ続出! 仁義なき? ランドセルウォーズ最前線

4月から、ピカピカのランドセルを背負って小学校に通い始めた娘。思い起こせば1年前……「早くしないと人気のランドセルは売り切れるよ」という話に目を丸くし、ランドセル購入活動こと“ラン活”を始めたのでした。

年々早くなるランドセルの販売時期、去年は5月末~6月が多かったですが、今年度はさらに早まり、一部のメーカーでは4月には来年度分が売り切れている可能性もあるとのこと。そこで昨年を振り返りつつ、近年のランドセル事情をご紹介したいと思います。

人気の工房系ランドセル事情


「フィットちゃん」「天使のはね」など、軽くて機能的なランドセルと並んで人気なのが、工房系のランドセル
明確な定義はありませんが、職人さんの手作りで大量生産ができず、数に限りがあるため入手が困難になりがちなのです。年々人気が加速し、一昨年は発売日に販売店の前に長い行列ができ、社会現象としてニュースにもなったほど。

そのため、去年からは販売開始時はWEB受付のみとなった工房もあり、会社を休んでネットの前で勝負に挑んだママも多かったようです。
なぜなら、ネットの時点で完売してしまうと、お目当てのランドセルを購入することは不可能だからです。そして実際、ネットで完売が続出する事態となりました。

ブーム火付け役の土屋鞄は根強い人気

わたしがこのランドセル事情を知ったのが、ちょうど娘が年長さんになった4月。あわてて工房系のランドセルを調べ、娘を連れて見に出かけました。
まずは工房系ランドセルブームの火付け役ともいえる土屋鞄製造所。1965年から続く工房で、シンプルながらひとつひとつ丁寧に作られたランドセルは、素人ながら一目見てその質のよさを実感。
子どもはもちろん、“親がひとめぼれ”というケースも多いようです。


土屋鞄のランドセル。店舗では実際に背負って試すことができます。

色や素材、機能など個性あふれるランドセル

続いては、工房系ランドセルのお店が集まる銀座で、山本鞄黒川鞄池田屋を訪問。
どのお店も、実際にランドセルを背負わせてくれ、丁寧に説明をしてくれます。お店によって、色や素材、機能などにさまざまな違いが。
娘の友だち親子は、創業120年の黒川鞄でその上品さに魅かれて即決。また、男の子のお母さんは、「男子は扱いが乱暴になる場合もあるから」と、軽くて丈夫な池田屋のランドセルに決めていました。

背負ったときの重量感もポイント

その後もネットの口コミなどを見ていろいろなランドセルを見た結果、わが家が購入したのは村瀬鞄行のランドセル。

いちばん重要視したのは重さと、安全面でした。工房系ランドセルは重量のあるものが多いのですが、実際に感じる重さは表示のグラム数とは違うとのこと。

村瀬鞄行のランドセルの重さは1400g前後で、他の工房系ランドセルとほぼ同じなのですが、ベルトの作りで重さが軽減されるようにできているのです。
背負い比べた結果、娘も「同じ重さでも軽く感じる!」とニコニコだったのがいちばんの決め手になりました。

さらに、ベルトの前や横と、反射板がたくさんついているので暗い夜も安心。ランドセルの上についた持ち手も大きく、両サイドにフックがついて使い勝手も抜群です。さらに色も、“赤で背当てはピンク”という娘の希望もかなっていたので言うことなしでした。


村瀬鞄行のランドセル。手作りのため、5月に注文して届くのは3月!

赤×ピンクのデザイン。男子は黒×青なども人気でした。

中部分は、種類によってピンクや茶色などいろいろな組み合わせが。中ポケットのサイズも各社様々。

これ以外にも本当にさまざまなランドセルがあり、最終的に“良し悪しは人それぞれ”だと思います。ここでは触れませんでしたが、皇室御用達の大峽製鞄のランドセルも人気でした(こどもビームスなどブランドとのコラボ商品もあり、ほぼ即日完売)。
それぞれに個性があるので、機能性や質、デザインなど、実際に見てさわりながらお子さんと楽しく選べたらいいですよね。

ちなみに、子連れで店舗をまわるのはすごく疲れるので、まずはお母さんだけで下見に出かけて、最終的にしぼった2~3店舗でお子さんと吟味することをオススメします(笑)。

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店名
村瀬鞄行(名古屋本店、渋谷店あり)
本店住所
愛知県名古屋市中村区黄金通4丁目10番地
電話
052-452-1112
ホームページ
http://secure.murasekabanko.co.jp/
辻内史佳
辻内史佳(つじうち ふみか)
出版社勤務を経て、娘の出産を機にライターに。主にエンタメ誌でインタビュー記事を執筆中。春から娘が小1になり、慣れない日々に奮闘する毎日です。最近できた老後の夢は、ハワイ永住(笑)。