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トップ > 特集トップ > 第30回看護師 > 1.看護師になるまでの道のり

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第30回
看護師

細谷由香(ほそや・ゆか)さん /北原脳神経外科病院

1  看護師になるまでの道のり

みなさん、こんにちは!
北原脳神経外科病院で看護師をしている細谷由香(ほそや・ゆか)です。

白衣を着て病気やケガに苦しんでいる人を助けたりお世話したりする姿から、看護師は「白衣の天使」ともよばれています。今回はこの仕事について紹介(しょうかい)しましょう。
 
 
そもそも細谷さんはどうして看護師になろうと思ったのかな。きっかけを教えてください!
 
 

「自立したい!」 その思いから看護師をめざすことに


わたしはもともと看護師になろうと思っていたわけではなくて、子どものころはばくぜんと「保母さんになりたいな」と考えていました。そんなわたしがなぜ看護師になったかと言うと、それは姉に影響(えいきょう)されたからです。

5才年上の姉が先に看護師の仕事をするようになり、仕事の話を聞いたり、姉がいきいきと働いたりしている姿を見ているうちに「カッコいいな」と思うようになったんです。姉が社会に出て、いっしょうけんめい働いてお金をかせぎ、自分の力で生活している姿にわたしは強くあこがれたわけです。
 
高校生になってから将来の進路について真剣(しんけん)に考えるようになったのですが、その当時はやりたいことが決まっていたわけではありません。それでもなんとなく「手に職をつけたいな」とは思っていました。そこで両親や姉に相談したところ、「看護師の免許{めんきょ}を取れば、ずっと働きつづけられるからいいんじゃない?」とアドバイスされました。その話を聞いて「たしかにそうだな」と思いましたし、いきいきと働く姉の姿にあこがれてもいましたから、それでわたしも看護師になろうと思ったわけです。

看護師をめざす人には、お医者さんの診察(しんさつ)や治療(ちりょう)の手助けをして病気でこまっている人を助けたり元気にしてあげたりしたいと考える人が多いのですが、わたしはそういうかっこいい理由で看護師をめざしたわけじゃないんですね(笑)。病気で苦しんでいる患者さんの役に立ちたいというよりは、どちらかと言えば「自立したい!」という思いのほうが強かったんです。
こんなふうにわたしはみんなに自慢(じまん)できるような理由で看護師をめざしたわけではないので、あんまりえらそうなことは言えません。本当だったら「看護師になるために生まれてきた」とかカッコいいことを言えればいいんですけどね(笑)。
 
もしお姉さんがいなかったら、細谷さんは別の仕事をしていたかもしれないんだね。そう考えると、人生って本当にフシギだよね。
 
 

看護師の勉強って大変!

看護師になることを決意したわたしは、高校を卒業してから看護専門学校に入学しました。そして看護専門学校に3年間通ったあとで看護師になるための国家試験を受け、その試験に合格して晴れて看護師の免許を取ることができました。
そう言うとなにもかも順調だったように聞こえるかもしれませんが、看護専門学校での3年間は苦労の連続でした。看護師は医師ではないので診察や治療に直接たずさわることはないのですが、それでも人間の体のしくみや病気について一通りのことを知っていなければなりません。ですから、看護学校では人間の体にかんするあらゆることを学ぶ必要がありました。それだけはなく、患者さんをケアするための看護技術も身につけなければなりません。

1年生のときには「解剖(かいぼう)生理学」「臨床{りんしょう}病態学」など基本的な勉強をし、2年生になると、もっとむずかしい授業がはじまりました。より高度で専門的な内容を勉強するようになり、さらに「看護臨床実習」といって、じっさいに病院に出かけて入院患者さんを受け持ちながら看護技術を身につけるためのトレーニングもおこないます。
実習に入るようになると、毎日レポートを書いて提出しなければなりませんでしたし、患者さんの看護計画も立てなければなりません。加えて、もちろん学校ですからテストもたくさん受ける必要があります。毎日やらなければならないことや勉強しなければならないことが山のようにありましたから、いま思えば本当に大変でしたね(笑)。

でも、実習で出会った先輩(せんぱい)の看護師たちや患者さんたちとふれあうのはとても楽しかったですし、自分が受けもった患者さんが病気から回復する姿を見て、他人の役に立てることの喜びも知ることができました。看護専門学校時代の2年間で、「人を助けることができる看護師の仕事って、本当にすばらしいな!」とつくづく思いましたね。

ICUでの仕事が自分の大きな転機に

看護師の免許を取ったあと、わたしは静岡(しずおか)県の公立病院に就職し、大きな手術を受けたあとの患者さんや重症(じゅうしょう)の患者さんを集中的に治療・看護する「ICU(集中治療室)」で仕事をするようになりました。ICUは病気の内容に関係なく、命にかかわるような重い病気やケガをした患者さんを集中的に治療・看護するところですから、いろいろな患者さんがやってきます。心臓の悪い人や脳に障害を負った人、交通事故で大ケガをした人も入室します。
ICUで働きながらさまざまな患者さんのお世話をするうちに、わたしは「脳の病気」に興味を持つようになりました。脳は人間の体全体をつかさどる器官ですから、障害が発生すると意識がなくなったりしゃべれなくなったり、あるいは手足を動かせなくなったりと体のあちこちにいろいろな影響が出ます。それが本当に不思議だったので、「脳の病気についてもっと知りたい!」と思うようになったんです。

また看護師の仕事は患者さんのお世話をすることなので、たとえば足を骨折した患者さんがやってきても手術したり治療したりすることはできません。でも脳の病気の場合はちょっとちがって、わたしたち看護師が患者さんたちに積極的に話しかけたり、あるいは患者さんに刺激(しげき)をあたえつづけたりすることで症状が劇的に回復することがあるんです。たとえば、それまで意識がなかった人が意識をとりもどしたり、口を動かせなかった人が自分でご飯を食べられるようになったりするわけです。このように自分が努力することによって患者さんの治療や回復に貢献(こうけん)できることにとても感動し、わたしは「脳に病気のあるたくさんの患者さんのお世話をして、回復のお手伝いをしたい」と思うようになりました。そこで3年間つとめていた公立病院をやめて、脳の病気を専門的にあつかっている北原脳神経外科病院に移ることにしたんです。
 
 
自分がお世話していた患者さんの病気がなおったときは、本当にうれしいんだろうね。
次のページでは、細谷さんの1日のスケジュールを聞いちゃうよ!
 
 
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