第47回
俳優(はいゆう)
神木 隆之介(かみき・りゅうのすけ)さん
1 身長2ミリのヒーローに!

神木隆之介(かみき・りゅうのすけ)です。
舞台(ぶたい)や映画(えいが)やテレビドラマで登場人物を演(えん)じるのが「俳優」の仕事。外国映画やアニメなどで声を演じることもあります。今日は、ぼくが声の出演をつとめた映画の話を例に、役作りや演じることのむずかしさ、楽しさをお伝えできたらと思います。どうぞよろしく!
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米粒(こめつぶ)に「助けて!」というメッセージが……

第1章でアーサーは、おじいちゃんが残した手がかりをたよりに、身長2ミリの「ミニモイ族」が住む「ミニモイの国」へ、自分も2ミリになって(!)もぐりこみ、魔王マルタザールの悪だくみから王国を救いました。ミニモイの王女セレニアとの恋(こい)、セレニアの弟ベタメッシュとの友情(ゆうじょう)など、いくつもの思い出をつくって人間の世界へもどってきたアーサーは、またいつかミニモイたちに会えるのを楽しみに暮(く)らしていたんです。
そんなある日、アーサーのもとに米粒がとどきます。そこにはなんと「助けて!」というメッセージが! アーサーがふたたびミニモイの国へ行くと、国は独裁者(どくさいしゃ)に支配(しはい)されていました。セレニアとベタメッシュのすがたはなく、アーサーに米粒を送って助けを求めたのがだれかもわからない。こうして新たな冒険(ぼうけん)が幕(まく)をあけます。
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勇気を出すことはカッコいい!

第1作でもアーサーはミニモイたちを救うため危険(きけん)をかえりみず戦っていたのですが、今回のアーサーは、いっそう心が強くなっていて、「芯(しん)のある男の子」になっています。声を演じながら、アーサーみたいに勇気を出すってカッコいいな、と感じました。アーサーって、本当にいいヤツなんです。尊敬(そんけい)できるというのかな。映画をみてくれたら、きっとこの気持ち、わかってもらえるんじゃないかと思います。
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