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話してくれた人

根本かおるさん
国連広報センター所長。講演やイベントなどを通して、全国にSDGsに関する情報を発信し、広める活動を行っているよ。

香川照之さん
俳優。虫好きで知られ、昆虫をモチーフにした服や小物を販売するエシカル(人や環境にやさしい)なファッションブランド「インセクト・マーケット」のプロデューサーとしても活躍しているよ。
Q.人や動物が生 き続 けるため、地球を壊 さないために、どんなことをすればいいのでしょうか?

まずはくらしのなかでできるちょっとしたことから始めればOKです。例えば、できるだけ食事を残さないようにすれば食品ロス(食品ゴミ)を減らすことに貢献できますし、まだ着れる洋服を捨てないでリサイクルに回せば、日本だけで年間で30億着が捨てられているという洋服のゴミを減らすことができますよね。わたしたちの資源には限りがあるので、大切に使うことが必要です。

そう、ゴミを出さないことって大事ですよね。あとは、車に乗らずになるべく歩くというのもいいと思います。歩く人が増えれば、車が排出するCO2の量がそれだけ減りますから。人間は、ちょっと便利に慣れすぎてしまっていると思います。もっと質素な方向に戻るというか、不便を楽しむというか……。そういう方向で生活することが、地球の負担を減らすことにつながるんじゃないかなあと思いますね。
Q.根本さんや香川 さんが実際 にやっていらっしゃる工夫 について教えてください。

僕は、食事を腹8分目に抑えるようにしています。そもそも欲張っておなかいっぱい食べようとするから、食べきれず残すことになってしまうんです。はじめから「ちょっと少なめ」を意識していれば、食べ残すことはありません。あとは、洗剤や水を無駄遣いしないよう、油汚れがついたお皿は古紙で拭ってから洗うようにしていますね。

私は、ペットボトルの飲み物は買わないようにしています。ほかに、ペットボトルの再生繊維でできたエコバックを使ったり、なるべくその土地で取れた食材を食べるようにしたり。「地産地消」とも呼ばれていますが、その土地でつくられたものを食べれば輸送のために排出されるCO2が削減できますし、なにより新鮮でおいしいですからね。我慢するというよりは楽しむという感覚で、できることをやっています。
Q.なにか読者へのアドバイスやメッセージはありますか?SDGs達成 のためのヒントについて教えてください!

SDGsの達成まで後10年もありません。地球や社会のためのみんなの取り組みを、もっと大きく速く進めなければいけません。国連は2030年までを「行動の10年」と

そうそう。とにかく他人事だと思っちゃダメ。「関係ない」なんて思っていたら、いつか必ず自分の首を絞めることになりますよ。地球のことは、あなたの将来に関係していますから。「自分は地球という国の総理なんだ!」、そんな気持ちで地球の未来について考え、どんどん地球を救うためのアイデアを考え出してほしい。期待しています!

ちなみに国連のWebサイトには、SDGsについて学ぶための動画コンテンツがアップされています。ほかにSDGs関連のイベントなどもたくさん開催していますので、「なにから手をつけていいかわからない」という人は、ぜひサイトをチェックしてみてくださいね。

いまなら、まだ間に合います。地球を壊さないため、人と環境にやさしい社会をつくるために、今日からアクションを始めましょう!

You can do it!(きみならできる!)
一緒に、全員で、世の中を変えていきましょう!!