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第25回衛星設計コンテストでYAC団員が受賞!

2017年11月4日(土)に、第25回衛星(えいせい)設計(せっけい)コンテストの最終審査会(しんさかい)が開催(かいさい)されたよ。この最終審査会には、YACたまご分団に所属(しょぞく)する、肥沼 晃史(こいぬま あきふみ)団員も参加していたんだ。今回は、その肥沼団員に参加の感想をレポートしてもらったよ。

photo受賞のトロフィーと賞状(しょうじょう)を持った肥沼 晃史さん
photo顧問(こもん)の先生と開発のメンバー

私(わたし)は今年の第25回衛星設計コンテストの最終審査会で日本航空(こうくう)宇宙学会賞を受賞しました。私は幼いころからSF映画(エスエフえいが)の影響(えいきょう)で宇宙開発に憧(あこが)れを感じており、中学生のときYACに入団しました。その後都立産業技術高専(さんぎょうぎじゅつこうせん)に入学し、高専1年生のときから本校の宇宙科学技術研究同好会で人工衛星の開発を続けてきました。

衛星設計コンテストとは高校生から大学生までを対象とし教育を目的としたコンテストで、「設計の部」、「アイデアの部」、「ジュニアの部」の3部門があります。私はアイデアの部に学校で開発している小型衛星のミッションであり、人工衛星が非(ひ)デブリ化(スペースデブリにならないための対策(たいさく))を行うための展開機構(てんかいきこう)に関するアイデアを提案(ていあん)しました。非デブリ化の仕組みは、人工衛星の運用終了後に展開物を展開することで地球軌道(きどう)上の微小(びしょう)大気を利用して落下するというものです。この展開機構は収納(しゅうのう)時は片手(かたて)で持てる程度(ていど)のコンパクトさで、展開時には成人男性がかくれてしまうくらい大型化するものです。大きな特徴(とくちょう)はポップアップテントの原理を応用(おうよう)した単純(たんじゅん)で簡単(かんたん)な展開機構であるという点です。

photoテント型展開機構を製作中
photo人工衛星の展開予想図

衛星設計コンテストに参加したことで宇宙開発の最前線で活躍(かつやく)されている審査員の方々に直接意見やアドバイスを頂(いただ)き、自分のアイデアに自信を持てたと同時に改善(かいぜん)点や考え直すことなどを聞くことができました。また私のような人工衛星の開発以外でも、「宇宙でこんなことをしてみたい」と思ったり、「もっとこうしたらいいんじゃないか」などの宇宙開発に関する意見やアイデアのある人も多く参加していました。また私はこういった本格的(ほんかくてき)な宇宙開発に高校生から参加できるというのは衛星設計コンテストの最大の特徴だと思っています。

私は衛星設計コンテストに参加したことで人工衛星の完成に向けた大きな一歩を踏(ふ)み出せたと考えています。今後は審査員の意見も参考にして人工衛星完成を目指して開発を進めていこうと考えています。

photo発表メンバーと発表直前の打ち合わせ
photo顧問の先生と発表メンバー