学研キッズネット

WEB(ウェブ)デザイナーって
どんな仕事?

もくじ

WEB(ウェブ)デザイナーは、WEB(ウェブ)サイトのデザインをする仕事だね。無数にあるWEB(ウェブ)サイトの中でも、キラリと光るものを作るのが使命なんだ。では、WEB(ウェブ)サイトをどうやってデザインするんだろう? いろいろなお話を聞いてきたよ!

WEB(ウェブ)デザイナーってどんな仕事?

はじめまして。
学研キッズネットなど、WEB(ウェブ)サイトを作る会社でデザインの仕事をしている齋藤圭吾(さいとうけいご)です。

WEB(ウェブ)サイトを作る会社でデザインの仕事をしている齋藤圭吾(さいとうけいご)さん

WEB(ウェブ)デザインと一言で言っても、キッズネットなどの情報サイトのデザインや、ネット上でお買い物ができるEC(イーシー)サイトのデザイン、アプリのデザインなどいろいろな分野があると思います。その中でもぼくは主に情報サイトや会社のサイト、商品などのキャンペーンサイト、EC(イーシー)サイトなどのWEB(ウェブ)上で展開するデザインの仕事をしています。
みんなが使っているパソコンやスマートフォンなどで表示されるWEB(ウェブ)サイトなどのレイアウトやデザインを考える仕事がぼくの専門分野です。

WEB(ウェブ)の広告デザインは他の広告デザインと何がちがうの?

WEB(ウェブ)デザインという仕事は、まだできて30年くらいの、とても新しい仕事のひとつだと思います。
昔は広告のデザインというと、ポスターや雑誌、街で見かけるビルボード広告と呼ばれる看板など平面で表現する方法を考えていましたが、WEB(ウェブ)の広告デザインはパソコンやスマートフォン、タブレット端末(たんまつ)などの「デジタル端末(たんまつ)」でどうやって表現するのかを考えるのが一番大きなちがいです。
「デジタル端末(たんまつ)」の性能がうんと上がって、動画を観たり、画面を動かしたり、様々な手法の見せ方ができるようになっているので、WEB(ウェブ)デザインの仕事の幅(はば)もどんどん広くなっています。

仕事に必要な技術や知識はありますか?

デザインをするっていう技術がまず必要だと思います。これはぼくの場合は、美術大学(びじゅつだいがく)というデザインを学ぶ学校で勉強しました。またWEB(ウェブ)デザインを考えたり作業する時に使う道具はパソコンです。スマホやタブレットも作ったものが正常に表示されるか確認するのに使いますが、作るときはパソコンの中のデザイン用のソフトウェアを使います。昔はデザインの仕事というと、製図机と呼ばれる作業台やペンなど必要な道具がたくさんありました。でもいまはソフトウェアが使えるパソコンが一台あればどこでも仕事ができるので、自宅や喫茶店(きっさてん)など会社以外の場所でもデザインを考えることができますよ。

どんな風に仕事を進めていくの?

まずは依頼主(いらいぬし)がどんなWEB(ウェブ)サイトを作って欲しいのか、話を聞く会議(かいぎ)を行います。「ヒアリング」という作業です。そこで聞いた要望をまとめてデザインをしていきます。依頼主(いらいぬし)がいいと思ってもらえるデザインになるまで、いろいろなアイデアを出して決めてもらうこともあります。

仕事風景

デザインしたものをWEB(ウェブ)ブラウザ上で表示するには、作ったデザインがWEB(ウェブ)上に正しく表示するように、WEB(ウェブ)用の言語で命令書を書かなければいけません。その作業をプログラミングと言って、「WEB(ウェブ)プログラマー」という職業の方がこの仕事を担当してくれます。
命令するために使う言語をコードと呼ぶので、この作業はコーディングとも呼ばれます。聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

さっきも言った通り、今はいろんな「デジタル端末(たんまつ)」があります。Windows(ウィンドウズ)などのコンピューターはもちろん、スマートフォンやタブレット端末(たんまつ)など、全部ちがう性能のマシンなのにWEB(ウェブ)サイトは全て同じ見え方になるように設計(せっけい)しなければなりません。何度も確認してすべての機種で同じように表示できるようにする作業が一番大変で一番大切です。

いろんなデジタル端末(たんまつ)

それを依頼主(いらいぬし)にも確認してもらって、OK(オーケー)が出たらみなさんが見られるWEB(ウェブ)サイトで公開します。これがWEB(ウェブ)サイトを作る大まかな作業です。あまり作業の量が多くなければ1ヶ月で終わる仕事もありますが、規模が大きいと1年以上かかってしまうことも。

1つのWEB(ウェブ)サイトを作るために、いろんな作業が必要なんだね。

WEB(ウェブ)デザインという仕事の魅力(みりょく)は?

仕事をしていて、面白いなと感じることはどんなことですか?

デザインを通して、いろいろなジャンルの仕事に関して知ることができます。例えば、普通(ふつう)はひとつの仕事につくと、その仕事のことにくわしくなっていくと思うのですが、WEB(ウェブ)デザイナーはデザインをする上で、デザイン以外の仕事についてもくわしくなっていきます。仕事を通して、担当する会社の商品が売れるしくみや、ヒット商品の理由などが勉強できるからです。それはWEB(ウェブ)デザインの仕事ならではかなと思います。

仕事をしていて良かったと思う瞬間(しゅんかん)は?

WEB(ウェブ)サイトが評判でネットで話題になったりすることを「バズる」って言うんですが、「バズ」ったということはたくさんの人に届いたっていうことなので、やっぱりうれしいですね。でも、デザインの仕事が好きなので、作ったものをお客さんに喜んでもらえるだけでも、やって良かったなとうれしくなります。

注意しなければならないことは?

パソコンウィルスが一番気をつけていることですね。ウィルスに感染すると、パソコンが使えなくなったりなど、不具合(ふぐあい)が起こります。自分のパソコンがウィルスに感染してしまうと、サーバーを通して一緒(いっしょ)に仕事をしている全部のパソコンに伝染する可能性があって、そうなってしまうと作業が止まったりして色々な迷惑(めいわく)がかかるんです。ぼくの場合は、定期的にウィルスを検出して退治してくれるソフトウェアを使って確認するようにしています。

「バズる」ってすごいことなんだね。
最後に齋藤(さいとう)さんの子ども時代やどうやって今の仕事に就いたかを教えてもらったよ。

WEB(ウェブ)デザイナーまでの道のり

どんな子どもでしたか?

新しいものが好きで、好奇心(こうきしん)が旺盛(おうせい)な子どもでした。ぼくらが小学生の時に「Apple II(アップル ツー)」という100万円くらいする有名なパソコンが出て、それを見にわざわざ秋葉原という電気街(でんきがい)に自転車で通っていました。そのうち「PC-6001」という8万円くらいのパソコンがでたので、どうしても欲しくて欲しくて、ついにそれを買ったんです。パソコンとカセットデッキをつないで、カセットテープのデータを読みこんでゲームをしたり。「ベーシック」っていうプログラム言語を使って、自分のゲームを作ったりして遊んでいました。わりと早いうちからパソコンに夢中になっていたかも知れません。

1981年に発売された、NEC PC-6001

高校・大学で進路を考えた時、決め手になったのは?

高校では部活やバンド活動に夢中になっていたんですけど、進路を考えたときに手に職をつけたいな、と思って。絵を描(か)くのが好きだったので、美術大学に行こうと思いました。絵の勉強をしているときに、いろんな先生と出会ったんですけど、その中で「これからはパソコンでデザインできる時代だよ」とおっしゃる先生がいて。子どもの頃(ころ)、パソコンで遊ぶのが好きだったことを思い出して、コンピューターでデザインする勉強が学べる「デジタルデザイン学科」に入学しました。

ぼくが卒業した時は、まだWEB(ウェブ)デザインという仕事がなくて、最初は雑誌のデザインをしていました。そのうちにWEB(ウェブ)デザインの仕事が増えてきたので、独立してWEB(ウェブ)デザイナーになりました。
最新のデジタル技術に興味があったので、その後もプログラムのことも勉強したり、CG(コンピューターグラフィック)の仕事も経験しましたが、WEB(ウェブ)デザインの仕事が一番楽しいと感じて、今の仕事を続けています。

WEB(ウェブ)上で表現できることが増えたし、技術も発達していますが、デザインという仕事の本質は変わらないと思うんです。人に向けて伝えるというコミュニケーションをどうデザインしていくかという意識が大切だと思うので、そこはやり通すようにしています。

どんな人が向いていますか?

いろんなものに興味を持って、積極的にチャレンジする人が向いていると思います。WEB(ウェブ)の世界はどんどん進歩して新しい技術が生まれているので、それに対応できるようなフットワークの軽さが大切だと思いますよ。
あとはプログラマーとのチームワークも大切なので、自分の考えをきちんと相手に伝えられる人、一緒(いっしょ)に働く人を大事にできる人がいいと思います。

WEB(ウェブ)デザイナーに向いている人について話す齋藤(さいとう)さん

みなさんが仕事につく頃(ころ)には、もっともっと面白い技術が生まれて、もっともっと面白い仕事になっていると思います。これからのWEB(ウェブ)デザインはまさに「未来の仕事」と言えるかもしれませんね。

齋藤(さいとう)さん、どうもありがとうございました!

WEB(ウェブ)デザイナーの仕事、目指してみたいなと思ったら、まずはパソコンに慣れ親しんでみよう。インターネットで調べものをしてみたり、アプリを使っていろいろ操作をしてみたり、ゲームを楽しんだり……、まずはパソコンを実際に動かしてみることが大事かもしれないね。

学研キッズネットでは、他にもいろいろな職業を特集しているよ。ぜひチェックしてみてね。

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