幕末,1858(安政5)年6月,江戸幕府とアメリカ合衆国との間にむすばれた日本最初の通商条約。日米和親条約で開国にふみきった幕府が,アメリカ総領事ハリスとの間に調印したもの。内容は,外交代表の交換,下田・箱館(函館)のほか新たに神奈川・長崎・新潟・兵庫の開港,外国人居留地の設定,領事裁判権の承認,関税自主権の否定など。その後,ひきつづきオランダ・ロシア・イギリス・フランスとの間にも,同じような通商条約がむすばれた。
コーチ
天皇のゆるしを待たずに
幕府が
調印したため,この
条約は「
安政の
仮条約」とよばれた。
年代暗記
日米修好通商条約…人はこわ(1858)い,通商条約