横浜市消防局特別救助隊の仕事

人命救助(じんめいきゅうじょ)のプロフェッショナル！

「横浜(よこはま)レンジャー（YR）」は、横浜市(よこはまし)消防(しょうぼう)局(きょく)の特別(とくべつ)救助(きゅうじょ)隊(たい)だ。特別(とくべつ)救助(きゅうじょ)隊(たい)とは、専門的(せんもんてき)な訓練(くんれん)を受(う)けた人命救助(じんめいきゅうじょ)のプロフェッショナルが集(あつ)まる部隊(ぶたい)のこと。火災(かさい)や事故(じこ)などの災害(さいがい)現場(げんば)に出動(しゅつどう)し、最前線(さいぜんせん)で、日々(ひび)、人(ひと)の命(いのち)を助(たす)けるための活動(かつどう)をしているんだよ。
横浜市(よこはまし)消防(しょうぼう)局(きょく)で働(はたら)く約(やく)3700人(にん)の職員(しょくいん)のなかで、なんと300人(にん)だけという精鋭(せいえい)部隊(ぶたい)……！消防(しょうぼう)局内(きょくない)で行(おこな)われるテストに合格(ごうかく)し、さらに自衛隊(じえいたい)直伝(じきでん)のレンジャー訓練(くんれん)をはじめとする特訓(とっくん)を受(う)けた人(ひと)だけが入(はい)れるすご～い部隊(ぶたい)なんだって！特別(とくべつ)救助(きゅうじょ)隊(たい)の他(ほか)に、水難(すいなん)救助(きゅうじょ)を担当(たんとう)する部隊(ぶたい)やヘリコプターを使(つか)って救助(きゅうじょ)する専門(せんもん)部隊(ぶたい)、化学(かがく)薬品(やくひん)や危険物(きけんぶつ)に対応(たいおう)する専門(せんもん)部隊(ぶたい)もあるのだそう。
さらに、より高度(こうど)なスキルを持(も)ったエース中(ちゅう)のエースが集(あつ)まる特別(とくべつ)高度(こうど)救助(きゅうじょ)部隊(ぶたい)「スーパーレンジャー（SR）」という部隊(ぶたい)もあるんだって！選(えら)び抜(ぬ)かれた隊員(たいいん)がそろう、まさに災害(さいがい)救助(きゅうじょ)の最高峰(さいこうほう)。高(たか)い技術(ぎじゅつ)で、ひとりでも多(おお)くの人(ひと)の命(いのち)を救(すく)おうと奮闘(ふんとう)してくれているんだ！

原(はら) 壮太(そうた)さん／横浜市(よこはまし)消防(しょうぼう)局(きょく)磯子(いそご)消防(しょうぼう)署(しょ) 杉田(すぎた)特別(とくべつ)救助(きゅうじょ)隊(たい)

私(わたし)は横浜市(よこはまし)の杉田(すぎた)消防(しょうぼう)出張所(しゅっちょうしょ)で、横浜(よこはま)レンジャーの一員(いちいん)として働(はたら)いています。災(さい)害(がい)があるときはもちろん救助(きゅうじょ)活動(かつどう)をしているのですが、それ以外(いがい)のときは、厳(きび)しい訓練(くんれん)に励(はげ)んでいます。ほかに災害(さいがい)を予防(よぼう)するため街(まち)のビルなどを点検(てんけん)したり、点検(てんけん)活動(かつどう)の報告書(ほうこくしょ)を書(か)いていることも。救助(きゅうじょ)以外(いがい)にもいろいろな活動(かつどう)をしているんですよ。

仕事(しごと)をしていてやりがいを感(かん)じるのは、やはり人(ひと)を助(たす)けられたとき。必要(ひつよう)としてくれる人(ひと)がいる限(かぎ)り、どこへでも行(い)き、救助(きゅうじょ)活動(かつどう)をし続(つづ)けたいと思(おも)っています。

横浜(よこはま)レンジャーのここに注目(ちゅうもく)！

隊員(たいいん)服(ふく)の「微妙(びみょう)な違(ちが)い」って？

レスキュー隊(たい)と言(い)えば、オレンジの隊員(たいいん)服(ふく)！横浜(よこはま)レンジャーの隊員(たいいん)たちも、オレンジ色(いろ)のカッコイイ隊員(たいいん)服(ふく)で活動(かつどう)しているんだよ。ただ、横浜(よこはま)レンジャーとスーパーレンジャーでは、ちょっとだけ違(ちが)うんだって。例(たと)えば、横浜(よこはま)レンジャーは腕(うで)に水色(みずいろ)のワッペンを付(つ)けているけれど、スーパーレンジャーは黒(くろ)いワッペンを付(つ)けていたり、横浜(よこはま)レンジャーは黒(くろ)の靴紐(くつひも)、スーパーレンジャーは白(しろ)の靴紐(くつひも)や肩(かた)に白(しろ)い飾(かざ)り紐(ひも)を付(つ)けていたり……。隊員(たいいん)服(ふく)に注目(ちゅうもく)してみると、新(あたら)しい発見(はっけん)があるかも!?

未来(みらい)を創(つく)るための防災(ぼうさい)教育(きょういく)！

横浜市(よこはまし)は、市全体(しぜんたい)でSDGsの達成(たっせい)をめざしているんだって。こうした背景(はいけい)もあって、横浜市(よこはまし)消防(しょうぼう)局(きょく)も、積極的(せっきょくてき)に「未来(みらい)を創(つく)る強靭(きょうじん)な都市(とし)づくり」をめざすSDGs活動(かつどう)をしているんだよ。具体的(ぐたいてき)には、市民(しみん)の防災(ぼうさい)・減災(げんさい)意識(いしき)を向上(こうじょう)させるため、横浜(よこはま)市民(しみん)防災(ぼうさい)センターを活用(かつよう)して、幅広(はばひろ)い世代(せだい)を対象(たいしょう)とした防災(ぼうさい)研修(けんしゅう)・教育(きょういく)を進(すす)めているんだって！

横浜(よこはま)レンジャーになるには、まず消防(しょうぼう)隊員(たいいん)として経験(けいけん)を積(つ)む必要(ひつよう)があるんだって。公務員(こうむいん)試験(しけん)を受(う)けて合格(ごうかく)し、その後(あと)半年間(はんとしかん)、消防(しょうぼう)学校(がっこう)などでみっちり教育(きょういく)を受(う)けたら、晴(は)れて消防(しょうぼう)隊員(たいいん)に。その後(ご)、「横浜(よこはま)レンジャーになりたい！」と志願(しがん)し、テストを受(う)け、厳(きび)しい訓練(くんれん)を乗(の)り越(こ)えられれば横浜(よこはま)レンジャーになる資格(しかく)が得(え)られるんだよ。
「私(わたし)は消防(しょうぼう)隊員(たいいん)になってから3年(ねん)目(め)で資格(しかく)を取(と)って、4年(ねん)目(め)で横浜(よこはま)レンジャーになりました」、こう話(はな)す原(はら)さん。「ここでしっかり経験(けいけん)を積(つ)んで、いつかはスーパーレンジャーになりたいですね。また、学生(がくせい)時代(じだい)に体育(たいいく)大学(だいがく)で教師(きょうし)になる勉強(べんきょう)をしていたこともあり、消防(しょうぼう)学校(がっこう)の教官(きょうかん)になることも目標(もくひょう)です」と、将来(しょうらい)の夢(ゆめ)について話(はな)してくださいました！

「わたしもレンジャーになって活躍(かつやく)したい！」、そんなキミは、ワークシートを使(つか)って、ぐぐっとレンジャーや横浜市(よこはまし)消防(しょうぼう)局(きょく)のお仕事(しごと)への理解(りかい)を深(ふか)めちゃおう！学校(がっこう)での調(しら)べ学習(がくしゅう)や、自由(じゆう)研究(けんきゅう)に活用(かつよう)してね★