熊本県で最大震度7の地震
7月29日、熊本県嘉島町 朝日新聞社
「令和8年熊本地震」
7月28日午後4時27分ごろ、熊本県熊本地方を震源とする地震がありました。熊本県の宇城市と氷川町で最大震度7を観測。国内で震度7を観測するのは2024年1月の能登半島地震以来です。気象庁は大災害を起こした自然現象に名前を付けていて、この地震を「令和8年熊本地震」と名づけました。

1週間は注意が必要
気象庁によると、震源の深さは16キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7.1。震度6強を熊本市南区、熊本県八代市、宇土市、美里町、益城町で観測。熊本県ではその後も地震が続き、最大震度5弱~4程度の地震が何度も起きています。
熊本県内では、けが人がでています。高市早苗首相によると、29日午前8時半までに確認中をふくめ13人が亡くなったといいます。
熊本では2016年にも震度7の地震が起きました。この時は4月14日の「前震」と、16日の「本震」があり28時間の間に2度も震度7の揺れが起きました。
今回の地震の震源になったのは、日奈久断層帯という活断層で、横ずれを起こしたとみられます。この断層は16年の地震を起こした布田川断層帯の南西にあります。続けて地震を起こす可能性がある「割れ残り」の場所として警戒されていたところです。

今後1週間、特に2、3日は最大震度7程度の地震に注意が必要だといいます。
熊本県ではこの先1週間、最高気温が40度以上の「酷暑日」にせまる日も予想されています。
気象庁は「避難中や片付けの時にも水分をしっかりとって」と呼びかけています。
爆発・建物くずれる 安否不明の人多数

イオンモール熊本では地震の後に2階部分が爆発してくずれ落ちました。建物の設備からガスがもれたのが原因と見られています。ガスの元せんを閉めたうえで捜索が行われ、8人が救助されましたが、うち2人が亡くなり、1人が心肺停止といいます(人数はどれも29日正午現在)

本や雑誌の紙などをつくっている日本製紙の工場では、えんとつがたおれるなど、大きな被害が出ました。11人が閉じこめられ、4人が救助されましたがそのうち2人は心肺停止、2人が重症。7人がまだ無事かどうかわかりません

くずれ落ちた熊本城・二の丸広場側の石垣。後ろにある建物は、修理中の宇土櫓の囲いです。熊本城は16年の地震でも被害を受け、2052年度の完全復旧をめざしていました

球磨川に架かる植柳橋では橋の一部が川にくずれ落ちていました










