高校野球大会の開会式で、初めて手話が導入されました
第108回全国高校野球選手権大会は、8月5日(水曜日)に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で始まりました。大会の開会式で、初めて手話が導入されました。高校生2人が司会進行を手話で伝え、その様子は球場の電光掲示板に映し出されました。
高校生は、松山市の学校に通う吉田理紗さんと宇津百音さんです。表現したのは開会式の進行、先導役の紹介、出場校の学校名などです。2人のほか手話通訳士も参加します。選手宣誓(選手の代表が大会への思いを大きな声で話すこと)、来賓(ゲスト)や大会役員のあいさつなどを担当します。
2人は小学生時代に手話の勉強を始めました。吉田さんは聴覚障害のいとこが生まれたことで手話の勉強をはじめました。宇津さんは子ども向けの新聞に載っていた手話の話を読んだことをきっかけに手話の勉強をはじめました。
2人とも同じ学校の手話クラブで活動しています。「全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出場経験があります。その時に開会式の手話を頼まれました。
2025年の開会式の動画を参考にして、司会進行のリズムに合わせて手話をして、その様子を動画に撮って確認する練習を繰り返しました。
吉田さんは「表情や視線、からだ全体を使う手話は人と人とのつながりの原点に気づかせてくれる。スマホが普及する今だからこそ、そんな魅力が開会式を見る人に伝わってほしい」と話します。
宇津さんは「会話の手話とは違いがある。甲子園では、早く手話をし過ぎないように『一拍置く』といったリズムを大事にしたい」と話します。
2人の手話は全日本ろうあ連盟と兵庫県聴覚障害者協会が内容を確認しています。
朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。










