*ハト【<鳩>】 ハト目(もく) ハト科(か)の鳥の総称(そうしょう)で,350種(しゅ)あまりからなり,ほぼ全世界の温帯(おんたい)から熱帯(ねったい)にかけて分布(ぶんぷ)する。えさは,おもに草木の種子(しゅし)・果実(かじつ)・芽(め)などの植物質(しつ)であるが,昆虫(こんちゅう)やミミズを食べるものもある。ひなは,親鳥のそのう(ふくろ状(じょう)にふくらんでいる食道の一部)でつくられるピジョンミルクとよばれる乳液状(にゅうえきじょう)のものによって育てられる。日本にはキジバト・シラコバト・アオバト・カラスバトなどを産(さん)するほか,もとは飼(か)い鳥であったドバトが多数野生化している。