＊ふせいごう【不整合】

はじめにつくられた地層(ちそう）とあとにつくられた地層(ちそう）とが，連続(れんぞく）してたい積(せき）していないような地層(ちそう）の重なり方。海底(かいてい）にたい積(せき）した地層(ちそう）が，土地の隆起(りゅうき）やしゅう曲，断層(だんそう）などの地殻変動(ちかくへんどう）によって，陸上(りくじょう）にあらわれる（隆起(りゅうき）という）と侵食(しんしょく）をうけて表面がでこぼこになる。このような侵食(しんしょく）面がふたたび海面下にしずむ（沈降(ちんこう）という）と，その上に新しい地層(ちそう）がたい積(せき）する。2つの地層(ちそう）の間のでこぼこした面を不整合(ふせいごう）面といい，下の地層(ちそう）からのれき（基底(きてい）れき岩）をふくむことが多い。不整合(ふせいごう）面の上の地層(ちそう）と下の地層(ちそう）とがほぼ平行に重なっているものを平行不整合(ふせいごう），ななめに接(せっ）している場合を傾斜不整合(けいしゃふせいごう）という。不整合(ふせいごう）からは地殻変動(ちかくへんどう）のおこった時代や順序(じゅんじょ），規模(きぼ）などがわかる。

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