ぞうざんたい【造山帯】 造山(ぞうざん)運動が生じている地帯(ちたい)や過去(かこ)に生じた地帯(ちたい)。アルプス=ヒマラヤ造山帯(ぞうざんたい)や環(かん)太平洋造山帯(ぞうざんたい)などのように新しいものでは大山脈(さんみゃく)となっており,火山帯(たい)や地震帯(じしんたい)をともなっている。古い時代の造山帯(ぞうざんたい)では大山脈(さんみゃく)は侵食(しんしょく)されているが,地層(ちそう)がしゅう曲し広域(こういき)変成岩(へんせいがん)や花こう岩が見られるなど,地質構造(ちしつこうぞう)上に造山(ぞうざん)運動の証拠(しょうこ)をのこしている。造山(ぞうざん)運動はプレートとプレートの境界(きょうかい)でおこり,一定の幅(はば)をもっているので,その範囲(はんい)が造山帯(ぞうざんたい)に相当する。