*すいそばくだん【水素爆弾】 水素(すいそ)原子が核融合(かくゆうごう)反応(はんのう)によってヘリウム原子にかわるときに,ばく大なエネルギーが得(え)られる。この原理を用いてつくった爆弾(ばくだん)を水素爆弾(すいそばくだん)という。1954(昭和29)年,わが国の漁船(ぎょせん)「第五福竜丸(ふくりゅうまる)」がアメリカ合衆国(がっしゅうこく)の水爆実験(すいばくじっけん)で放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ)(死の灰(はい))をあび,死者がでた。この事件(じけん)をきっかけに原水爆禁止(げんすいばくきんし)運動がおこり,世界に広がった。