みぶのただみね【壬生忠岑】 (生没年不詳(せいぼつねんふしょう))平安時代中期の歌人。紀貫之(きのつらゆき)らと『古今和歌集(こきんわかしゅう)』を編集(へんしゅう)。晩年(ばんねん)に歌論(かろん)書『和歌体十種(わかていじっしゅ)』をあらわした。三十六歌仙(かせん)の1人。家集(いえのしゅう)(個人(こじん)の歌集)に『忠岑(ただみね)集』がある。◇「久方(ひさかた)の月(つき)の桂(かつら)も秋はなほ(お) もみぢ(じ)すればや照(て)りまさるらむ(ん)」