*みんしゅしゅぎ【民主主義】

国民(こくみん)が主権者(しゅけんしゃ)となって政治(せいじ)を行(おこな)う形態(けいたい)。英語(えいご)では,“democracy(デモクラシー)”という。古代(こだい)ギリシャの都市国家(としこっか)で行(おこな)われたのが最初(さいしょ)だが,歴史上(れきしじょう)は長(なが)らく皇帝(こうてい)や国王(こくおう)が主権者(しゅけんしゃ)となって政治(せいじ)を行(おこな)う体制(たいせい)がとられてきた。17〜18世紀(せいき)にかけてロックやルソーなどの人権思想家(じんけんしそうか)の登場(とうじょう)によって民主主義(みんしゅしゅぎ)の考(かんが)えが広(ひろ)がり,市民革命(しみんかくめい)によって確立(かくりつ)された。日本では,大正時代(たいしょうじだい)に大正(たいしょう)デモクラシーと呼(よ)ばれる民主主義(みんしゅしゅぎ)を求(もと)める運動(うんどう)が活発(かっぱつ)になり,普通選挙(ふつうせんきょ)を求(もと)める運動(うんどう)や労働運動(ろうどううんどう)などが進展(しんてん)した。民主主義(みんしゅしゅぎ)に基(もと)づいて行(おこな)われる政治(せいじ)を民主政治(みんしゅせいじ)といい,基本的人権(きほんてきじんけん)の尊重(そんちょう)を基本原則(きほんげんそく)とし,一般(いっぱん)に選挙(せんきょ)で選(えら)ばれた代表者(だいひょうしゃ)によって政治(せいじ)が行(おこな)われる(間接民主制(かんせつみんしゅせい))。民主政治(みんしゅせいじ)のもとでは,少数意見(しょうすういけん)に配慮(はいりょ)しつつ話(はな)し合(あ)いが行(おこな)われ,意見(いけん)がまとまらないときは多数決(たすうけつ)によって物事(ものごと)を決定(けってい)するのが一般的(いっぱんてき)。◇英語(えいご)の“democracy”は,ギリシャ語(ご)のdemos(人民(じんみん))とkratia(権力(けんりょく))という2つの語(ご)が合(あ)わさった“democratia”に由来(ゆらい)する。

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