*もんぜんまち【門前町】 室町(むろまち)時代ごろから寺社の門前に発達(はったつ)した町。宗教(しゅうきょう)が庶民(しょみん)の間に広まって参拝(さんぱい)人が増加(ぞうか)するにつれて,有名な寺や神社の門前に店や宿屋が立ちならび,しだいに門前町(もんぜんまち)がつくられた。伊勢(いせ)神宮の宇治山田(うじやまだ)(伊勢(いせ)市),東大寺(とうだいじ)・興福寺(こうふくじ)などの奈良(なら),善光寺(ぜんこうじ)の長野(ながの)などが有名。コーチ せまい意味では,寺の門前に発達(はったつ)したものを門前町といい,神社の前に発達(はったつ)したものを鳥居前(とりいまえ)町とよんで区別(くべつ)する。