広い地域で一定時刻に観測された気象要素を,1枚の地図上のそれぞれの地点に記入し,天気・気圧分布・前線・等温線などをかいて,天気のようすをひとめでわかるようにしたもの。天気図には地上天気図と高層天気図などがある。地上天気図には風向風速・天気が記号でかかれ,気圧・気温・露点などが数字で記入されている。気圧は海面上の値に更正されているが,そのほかは観測点での値になっている。等圧線は4hPa(ヘクトパスカル)ごとに引き,さらに高気圧・低気圧の中心示度,前線が記入してある。高層天気図は高層の気象状態を表したものである。天気図の範囲は予報目的によって,北半球天気図・アジア太平洋天気図・極東天気図・局地天気図などがある。
コーチ
天気図上では,
高気圧は「高」または「H」,
低気圧は「
低」または「L」,台風は「台」で表される。