ほうしゃせいどういたい【放射性同位体】

ある元素(げんそ)の同位体(どういたい)で,その原子核(かく)が放射性崩壊(ほうしゃせいほうかい)を行うもの。放射性同位元素(ほうしゃせいどういげんそ)・ラジオアイソトープともいう。原子核(かく)は+の電気をもつ陽子と電気的(でんきてき)に中性(ちゅうせい)な中性子(ちゅうせいし)とからできており,陽子の総数(そうすう)はその原子核(かく)の原子番号(Z),陽子と中性子(ちゅうせいし)の総数(そうすう)は質量(しつりょう)数(A)とよばれる。Zは元素周期(げんそしゅうき)表における順位(じゅんい)を表し,Aはその元素(げんそ)の原子量(りょう)に近い整数値(ち)になる。Zが同じでAの異(こと)なる原子核(かく)をもつ元素(げんそ)は同位体(どういたい)(同位元素(どういげんそ))とよばれる。同位体(どういたい)にはその原子核(かく)が安定なものと不安定(ふあんてい)なものがある。後者の種類(しゅるい)が放射性同位体(ほうしゃせいどういたい)で,α(アルファ)線またはβ(ベータ)線,γ(ガンマ)線を放出する放射性崩壊(ほうしゃせいほうかい)を行って安定な同位体(どういたい)に転換(てんかん)する。

コーチ

現在(げんざい),ほとんどすべての元素(げんそ)について人工的(じんこうてき)に放射性同位体(ほうしゃせいどういたい)がつくられ,その数は数百種(しゅ)におよんでいる。放射線療法(ほうしゃせんりょうほう)やトレーサーなどとして,広い分野で利用(りよう)されている。

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