知床沈没事故、社長は無罪主張
事故を起こし、海面までつり上げられた観光船=2022年5月、北海道斜里町沖 ©朝日新聞社
釧路地裁で裁判始まる 北海道
北海道・知床半島沖で2022年4月に観光船が沈没し、26人が死亡・行方不明になる大事故がありました。仕事上の注意不足で人を死なせた罪に問われた、船の運航会社「知床遊覧船」社長の桂田精一被告(62歳)の裁判が11月12日、釧路地方裁判所で始まりました。
事故当日は海で強い風や波が予想されていました。検察は、被告が運航の中止を指示しなかったことで、事故が起きたと罪を問いました。被告は「家族の方に深くおわびします」とあやまりました。一方、罪については「事故は予想できなかった」として無罪を主張しました。
判決は来年6月17日に言いわたされます。
(朝日小学生新聞2025年11月14日付)









